童話の森を訪ねて(2)

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今の時期なら晴天になる確率は高く

風がなければ日中は日向ならポカポカ陽気になっても良いのだが

この日は意外と空気が冷たく 少し日陰に入れば寒いくらいだった

森の散策路は明るく まだ少しだけ紅葉が枝にしがみついているようにも見える木があり

足元は本当に色とりどりの絨毯になっている

本当ならば そんな色鮮やかな中で彼女を捉えても良さそうなものだが

歩いている途中で常緑樹の葉に日差しが当たりキラキラしているのがとても綺麗だった

今の時期だからこそ こうした緑が恋しくなるのかもしれないなとワガママな思いもあった

なので彼女を待たせてカメラを取り出して予定外のレリーズ

これもまた冬ならではの景色なのかもしれないな

彼女の笑顔はとても良い

でも 今日はそんな笑顔はなるべく抑えて 抑えて・・・






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# by pianoartech312 | 2017-12-14 19:00 | Portrait | Comments(0)

童話の森を訪ねて(1)

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師走に入って急に冷え込みが厳しくなってきた

それでも私はキンキンに冷え込んだ冬の朝が大好きで

真っ青な空を見ると それだけでワクワクしてしまう

流石にこの時期になると紅葉していた木々も その葉を落とし

鬱蒼としていた森が明るくなった

ずっと以前からこの森で彼女を撮りたいと思っていたのだが

実際に彼女を前にして色々とカメラを構えて見ると

「あぁ、彼女は冬の人じゃない・・・」

そう確信したのだ

それでも長身でスラリとしたスタイルと

それに伴う細くて綺麗な足はどんな状況下でも絵になるものだった

彼女が普段 どんな努力をしていたのかは知らないが

初めて出会った時からしたら別人のように綺麗になった

さて 真冬の彼女はどんな表情を見せてくれるのだろう?

色々と思いを馳せながら この森を歩いてみた・・・



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# by pianoartech312 | 2017-12-13 19:00 | Portrait | Comments(0)

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今年最後となったモノクロプリント実習

今年は写真展用に半切サイズのプリントを経験したりと自分の中では飛躍の年だった

経験を積むと言うのは色々な意味で自信に繋がるが

まだまだ未経験のことが多くあり その対処方法は無限にあるとも言える

今回は敢えて難しいネガを持参した

と言うよりは 失敗した撮影のネガをどこまでプリントでカバーできるか?のテストでもあった


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冬の低い太陽が斜光になり二眼レフカメラのテイクレンズに差し込んでしまった

デジタルカメラでも厳しい状況だ

ストレートで焼けば 当然この様になる

さて この状況からどこまで持ち直せるか?格闘が始まった

まずは単純に露光時間を増やしてみるが 到底どうにもならない

次にフィルターでコントラストを上げてみる

まずは2.5号で50%増しの露光時間・・・ まだまだだった

次に3号・・・まだダメだ

次に4号でさらに50%増し

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何とか「見られる」プリントにはなった

あとは左側の池を焼き込み 遊歩道の手前を焼き込む

黒く潰れた背景を少しだけ出してみる

しかし元々が厳しいネガだけに粒子は目立つしフィルムの傷まで綺麗に出る

いつも記すが やはり適正露出が大前提なのだ

ただ ここまで補正できたのは面白い経験だった

ある意味では これを避けるためにも撮影時にはもっと気を遣うべきなのだ


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今回の撮影ではFOMAPAN400 を使用し D-23 で処理している

この組み合わせは実にクリアで黒の締まりが良く お気に入りだ

このフィルムの評判はあまり良くはないと言える

粒子が大きいと言うのが一番の理由かもしれないが この現像液との組み合わせで

それは少し解消される

それに 適正露出で撮影されたネガならば木になるほどではない

むしろ適度な粒子があってモノクロらしさが得られる

この画像ではだいぶ黒いが 実際は適当な明るさもあって普通に見られるプリントだ


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陰影を生かしたモノクロらしい状況が作りやすいのが今の時期だと思う

それに晴天であれば何もしなくてもコントラストが上がるのも今の季節だ

このカットではフィルターも入れていないが十分にコントラストが乗った

影と日向の輝度差を明確にするためにも所々で覆い焼きや焼き込みをした

私個人としては このフィルムは400-TX よりも好きな部分が多いかもしれない

インドアでの増感前提の撮影では厳しいが

この日の様な十分な明るさがあってコントラストが上がる条件ならむしろこちらを選択する




さて 今年もたくさんのプリントをした

先生にも認めてもらえる様になったのが一番の喜びだった

プリントを始めてから撮影スタイルも変わったし現像方法もだいぶ変化した

フィルムと現像液が固定できたし自分なりの「レシピ」もできた

あとは撮影に関わるイメージと実際の撮影でそれを生かすことだ

来年もまだまだ研究は続く・・・


MAMIYA C330S
SEKOR 105mm F3.5 DS
FOMAPAN400 Action
D-23
20℃ 1+1 13min.








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# by pianoartech312 | 2017-12-12 19:00 | 暗室プリント | Comments(0)

YOKOHAMA の夜景

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完全な夜景でポートレイトをしたのは初めての経験だったかもしれない

黄昏時なら何度か経験があった

ここは有名な夜景スポットで私も何度も足を運んでいる

どんな状況になるのかも把握していたつもりだ

欄干の下にある足元を照らす照明がもっと広がるだろうと思い込んでいた

そこの柵に女性を立たせることで薄暗いながらも顔の輝度は保たれると思っていた

ところが実際はそうそう甘くはなかった

なので近くにあるお店の窓明かりを頼りに彼女を立たせてみた

ISO3200 で手持ち

それでも画質は良い

高感度領域が格段に広がったPENTAX KP だからできた事かもしれない

改めてデジタルカメラはすごいと感心した

これでも撮影した時間は17時だ

今が一番日没が早く 夜景ポートレイトするには好都合だ

モノクロフィルムでの夜景ポートレイトは一つの挑戦でもあるが

また改めて挑戦してみるつもり

やはり冬の撮影は良い…


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# by pianoartech312 | 2017-12-11 19:00 | Portrait | Comments(0)

モノクロプリント実習

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今回の実習では先日導入したILFORD の印画紙でプリントしてみた

今まで使用していたRollei の印画紙も数枚残っていたので比較できると思っていたのだが

私の勘違いか 何枚かプリントした後に気が付いたら無くなっていた(笑)

なので同じネガカットでのプリント比較ができなかった

それでも違いは見ることができたからまぁ良しとする

このプリントはILFORD

現像を終えたネガをチェックした際に 少々「眠い」と感じていたが

実際にプリントして見ると意外とコントラストがでた

今回のプリントではコントラスト調整フィルターは使用していない

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このプリントはRollei の印画紙で焼いている

こんなモニター上ではその微妙な違いはわからない(笑)

でも実際に手にして見ると違いがみて取れるものなのだ

もちろん この印画紙でも黒は良く出るし締まる

基本的な表現においては何ら不満はなかった


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いつも記すが プリントは「調整」程度しかできないと思っている

あとは全体のバランスをみて細かい部分の焼き込みや覆い焼きによるグレートーンの濃淡を調整する感じかな

やはり現像で決まってしまう

今回はD-23 で処理したのでスッキリとしたクリアーなネガにはなったが

コントラストという点においては物足りなくなるか?と心配だった

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特にこのカットにおいては少々オーバーになり全体的に甘くなった感じがしていた

だがフィルムが400-TX だったのが救いだったのかもしれない

こうしたラチチュードの寛容さはずば抜けている

このカットに関してはフィルターを入れるか迷ったが露光時間の調節と

背景の焼き込みでまとめることができた

手前を少々焼き込んで日陰感を出しているがこの画像ではそれが見えない

実際は違いがわかる程度には焼き込んでいる


結果としては やはりILFORD の印画紙は文句無い

高いだけのことはあると思った

ただ 今後はグレードを下げるのが難しくなる・・・(笑)


ILFORD Multigrade Ⅳ RC Paper M44 Perl






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# by pianoartech312 | 2017-12-07 19:00 | 暗室プリント | Comments(0)