毎年、今頃思うこと

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いきなり こんな写真を出して失礼だが・・・

こんな中途半端な写真は有り得ないと思われるかもしれないが

実は何らかの拍子でシャッターが不意に切れてしまったもの

ただ余りにも空が美しく 手前のススキも綺麗だったので(笑)

いつもモノクロフィルムの画像ばかりで本当の意味で「いろ」が無い私のブログなので

たまには色鮮やかな写真も良いだろうと思ったのだ

これはポジフィルムで撮影した

645 で撮影するポジは実に美しかった



さて 本題

毎年 今頃になると悩むのが「今年のテーマ」だ

『スクエアフォーマット・モノクローム・手焼きプリント』は決めている

もちろん それだけでも十分なのだが

やはり何かが欲しい

1人の女性モデルは私に提案してくれた

「全員、同じ場所で撮影してみたら?」

ん・・・悪くは無いが リスクが高すぎる

ただ全員でないにしろ

例えば2名ずつを同じ場所で撮影し 

それを5組で構成してみるもはアリかもしれない

何れにしてもまだまだ悩み続けることになる

しかし ひとつの案がある

色々な場所で撮影をしているが

私の中で極端に少ない場所が「海」だ

湘南在住で浜まで歩いていける距離にいながら浜に降りることは極端に少ない

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海をモノクロームで表現するのか!?

でもイメージはある

ただ多くの人が目にするような構図では面白くない

そこは私なりの視点で攻めてみる

まずはロケハンだ。。。。





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# by pianoartech312 | 2017-09-22 19:00 | ロケハン | Comments(0)

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写真展が終了してからは全く女性を撮影していない

今月中に関してはその予定も無い

新年度に向けて色々な準備などに当てるのが今までのやり方

今回のプリント実習もその一つに位置付けられる

まずスクエアフォーマットで撮影することが大きなテーマなので

過去に撮影したネガを目的に合わせて選択した

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この写真は65mm F3.5で撮影している

広角レンズになるがレンズ構成はいわゆる「テッサー型」になる

かなりメリハリの効いた画像を結ぶので今までは余り使用することは無かった

ただ どうしてもモデルとの距離に支障がある場合は使っていた

このレンズを使用して夜景を撮影した時の画像にハッとしたのだ

今まで解像度の甘い写真を好んで撮影していたが 

こうした画像が余りにも新鮮に写り 魅力的に思えたのだ

そこで過去にこのレンズで撮影した画像をまずはプリントしてみようと思った

400-TX とX-tol の組み合わせにも関わらずコントラストは高い

しかし無駄に高いのではなく本当にメリハリが効いている

水平が出ていないが 修正したプリントはすでに額に収めてしまったのでこのプリントをスキャンした

x-tol を使用することは既に有りえないが D-23 でも同様の効果があることは明白だ

今年度におけるこのレンズの活躍の場は多くなると思う





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この写真は80mm F2.8 で撮影している

ターミナル駅の待合室をイメージしているが問題は彼女の顔

1枚目はストレートで焼いている

それを元に どうやって修正するか?を考えて焼き直したのが2枚目

彼女の右前方の窓からの明かりでネガでは彼女の顔もはっきりと確認できた

そのわずかな明度をフィルターで拾った

ただ質感を極端に変えたく無かったので0.5号だけプラス

約7%程度 露光時間を短くして全体的にも明度を上げた

彼女の前髪を照らす光も生き生きした





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これも同じレンズ

ただフィルムが違うしアウトドアで しかも真冬の午後3時過ぎでかなり夕方感が強い

救いは2日前に大雪が降ったことであたりが一面の雪景色だったこと

そのおかげで輝度がアップした

前例と同じ理屈

1枚目はストレート

2枚目は補正して焼いた

ポイントは背景の空をどこまで白くするか?

これは少々黒が潰れても強調したいと考えて3号フィルターを入れている

同様に露光時間を5%程度短くして明るさを出した

ただ彼女の黒いコートが完全に潰れてしまったので覆い焼きをしてディテールを出した

いつも記すが スキャンした画像ではそこまで再現できない・・・





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なんでも同じ理屈が通用するかと言えば そんな事は無い

これは同じ理屈で補正したが失敗した例

2枚目は余りにも硬すぎる

1枚目のストレートでも十分だが 彼女の顔を少し覆ってもいい




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これはあえて彼女を窓の前に立たせて開放で撮影している

そうする事で彼女の頭と窓の境界線に滲みが生じるのを狙った

彼女の右側にも窓があるので顔の輝度は保てる

しかしやや露出不足でプリントも2.5号フィルターを入れて10%ほど露光時間を短くした

全体的に粒子が目立つが それはそれで雰囲気として悪く無い




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時間の関係もあって この写真は初めから3号フィルターを入れた

ネガをみて眠い事はわかっていたので

それをどこまで引っ張るか?がポイントだった

窓の向こうに彼女がいることを強調するなら窓に反射する影を意識したい

もう少し露光時間を短くしても良かったかと思う

同時に右側のレンガと下にできる影を焼き込んだ方がメリハリがついた



1回の実習は3時間と決めている

初めは3カット程度だったが今は7カットを仕上げるように目標を定めている

ネガを見て 大凡の露光時間が判断できるようにはなったが

それでもフィルターを入れた時の露光時間は迷う

ただ今回はそれにおいて一つの道筋ができた

あとはプリントを前提とした撮影と現像を意識すれば更にプリントに意識を集中できる

写真展用に半切サイズを40枚近く焼いたこと

今までに400枚近いプリントを経験したことが自信に繋がったのかもしれない






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# by pianoartech312 | 2017-09-21 19:00 | 暗室プリント | Comments(0)

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この写真だけはRollei のフィルムを使用している

テストの意味合いも大きかったのだが結果としては非常に良好だった

5月半ばの気持ちのいい晴天で まさに緑眩しい中での撮影だった

長く続く桜並木 緩やかな芝生の斜面 

木陰で読書をする彼女は本当に贅沢な時間を過ごしている

実際のプリントでも実に良好な結果となり

いい意味でツマラナかった

ただ日陰部分と右側のハイライト部分は焼き込みと覆い焼きをした

コントラスト・シャープネス・粒状性

どれをとってもキメの細かいフィルムだった


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これで今年の出品作品は全て

今年度は 今の段階では「スクエアで撮る」が基本路線

ただこの先は未定で 撮影しながらテーマが変わるかもしれない

何れにしても「アナログのモノクロを自家プリントする」姿勢は変わらない

また来年まで色々と試してみるつもりだ


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# by pianoartech312 | 2017-09-20 19:00 | Portrait | Comments(0)

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最後の写真はかなり挑戦的な撮影をしたものだった

非常に癖の強いFOMAPAN100 を使用した

しかもY2 と ソフトフィルターを重ねて極端な輝度差のある場所で滲みを作った

白い窓枠のそばに彼女の顔を配置すれば レフ効果で彼女の顔は潰れない

ロケハンをした時からそれを狙っていたのだ

ただ現像液をD-76にした影響もあったのかプリントに苦労することはなかった

フィルターを介することもなかったのが良かった

実はこの作品は初めて大伸ばしした写真だった

期限切れした小半切の印画紙でテストプリントしている

その時はマット仕上げのウォームトーンだったが写真展ではグロッシータイプの印画紙にした

その方が黒が十分に締まった印象になって全体がハッキリするからだ



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# by pianoartech312 | 2017-09-19 19:00 | Portrait | Comments(0)

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この写真も意義深いものがある

35mm で撮影し続けることを止め 改めて645 に戻した最初の1枚

67mm径のY2 フィルターを購入して初めてのカットでもあった

400-TX とD-76 の「安全パイ」を選んだがやはり期待を裏切らなかった

惜しまれるのは構図が中途半端だったこと

あとはプリントの際に水平をどこで見極めるかが難しかった

彼女のもつ独特の雰囲気と この日の天気や条件がよく合った

できるならもう一度同じ場所で彼女をきちんと収めてみたい




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# by pianoartech312 | 2017-09-18 19:00 | Portrait | Comments(0)