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このコンタクトプリントにしても やはりテストピースが必要になる

印画紙を細く切って 一本のネガ(6カット分)をテストプリントするのだ

できるだけ輝度差があるネガを選ぶのがいい

ネガの濃度で基準となる露光時間を判断して 

その前後 数パターンの露光時間を与えて見る

例えば3秒から始めたとすれば 6秒・9秒・12秒・・・と言う感じで

なので上のシートのように縞模様のプリントが出来上がる

35mmフィルムは幅が細いので3通りくらいしかできないが

これも120サイズなら5通りくらいはできるかもしれない

その中から適当と思われる露光時間を読み取って実際のプリントとなる

コンタクトプリントにしろ 本番のプリントにしろ

このテストピースをプリントする時が私は好きだ

ここで露光時間を考え コントラストを調整するためのフィルターを考える

理想のネガだと思っていたのにネムいネガになっていたと判明するのもこの時だ

ここでメリハリのある絵が出てくると とても嬉しくなる


久しくコンタクトプリントをしていない

次回は時間があったらやってみたいなと思い始めてきた




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# by pianoartech312 | 2017-03-25 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

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ある程度の写真歴がある人や

モノクロフィルムの自家プリントをされる方なら「コンタクトプリント」をご存知だと思う

一昔前なら「べた焼き」と呼ばれたプリントだ

今は現像したフィルムをスキャナで読み取って閲覧することができるので 

それを代用にしている人が多いと思うし 実際のところ私もその一人だ

しかし 今になって思うとこの「コンタクトプリント」は実に「作品性」が高い

このシートからめぼしいカットを選び ネガと照らし合わせて印をつける

それをネガキャリアにセットして露光する

それが一連の流れだ

私はこのコンタクトシートだけでも十分に満足してしまう

一本のフィルムの約8割を一度に見ることができる(六つ切印画紙の場合)

このシートだけを集めてアルバムにすると それもまた面白いはずだ

ネガの原寸大なので35mmフィルムの場合は見づらいかもしれないが

120サイズなら見応えもある

今年の写真展には これらのシートも一緒に来場者に見てもらえるようにしたいと思っている




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# by pianoartech312 | 2017-03-24 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

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画像そのものは別のカットではあるが参考までに掲載した

この撮影時の現像処理がやはりイマイチだったので苦労した

ISO400 のKodak 400-TX をIE100 としてロジナールで処理

コントラストは下がるだろうと想像はしていたが

曇りという天候も手伝って想像以上にネムくなってしまった

ネガを見た段階ではさほどではないと思っていたから苦労した

左がストレート 右が3.5号フィルターを介して露光した写真

ネガがネムいと それなりの露光時間を与えないと黒が締まらない

なのでコントラストを上げるためにフィルターを介するのだが

その際に露光時間をコントロールするのが難しい

この写真の場合 向こうに見える雲の質感を壊したくなかったので

写真上部だけ露光を余計に与えている


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これも理屈は同じ

ただ時間がなくて覆い焼きをテストすることができなかったので

単にフィルターを介して露光したプリントになってしまった

あと1秒程度は露光してもよかったかもしれない

ただ先生からもアドバイスをいただいたが

これはキャビネサイズなので覆い焼きをするにしても細かい部分は難しい

せめて六つ切程度まで大きくなれば細かい部分の露光コントロールが容易になる

機会があれば この写真をもう少し丁寧に焼いてみたい

何れにしても向こうに見えるとんがり屋根がこの写真の全てなので

それを犠牲にしてはならない程度に露光しないといけない

ただロジナールによる処理で 適度な粒子の荒れが出たので雰囲気はある


やはり眠いネガにしてはダメだ

もちろん敢えてそうしたネガにして プリントでどこまでカバーできるか?に挑戦するのも良い

しかし今の私にはそれだけの技術は無いし あまり意味が無い

まずは「美しいネガ」を重要視して 今後もモノクローム写真に取り組んでいく



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# by pianoartech312 | 2017-03-23 19:00 | モノクロフィルム | Comments(0)

La Fin Du Jour(7)

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【 モノクロフィルムの比較 】

今回の撮影ではちょっとした実験もあった

まずカメラをKマウントのRICHO XR1000s にして

レンズをYASHICA Auto Yashinon- DS 50mm にしたのだ

以前 「ネムいネガ」を作った組み合わせだ

しかしフィルムはAdox Silvermax で現像液は純正を使用

天候も晴れだったのでネムいネガにはならないだろうと思ってはいた

ただ冬の空は意外と明るくて 雲まではなかなか表現できない

良い感じの並木があって それらも含めて「冬」を表現したいと思った

そこでISO100 でも厳しい状況であるから 本来ならばND で減光するところを

YA-2 で同様に-2段として撮影することを選択した

これはちょっと勇気が必要だった

プリントする際にもコントラストを強調するフィルターを使用することが前提だ

それに解像度の高いフィルムとゾーンの広い現像液で処理されたネガはどうなるのだろう?

なのに独特の描写をするYashinon レンズを使用するのだから面白さも倍増だ

しかし結果はとても満足できるものだった

実際にこのカットもプリントしているが やはりこのフィルムのきめ細やかさが際立った

そして異常とも言えるゾーンの広さ故 どんな状況でも奥行きと背景の輝度差が生きた

心配していたYA-2 の影響も良い方向に現れて 空の雲までもはっきりと表現できた

これは新しい表現方法だと思う

ただYA-2 を装着した状態でのフォーカシングは大変難しい

まして背景が林のような環境だとマイクロプリズムがギラギラしてしまう

マット面でフォーカスすると視力の弱さもあって自信が無い・・・

実際に7カットもフォーカスアウトがあったし 甘いものも多くある

でもその甘さもまた良い方向に「表現」として現れてくれた


RICHO XR1000s
YASHICA Auto Yashinon-DS 50mm F1.7
Adox Silvermax21
Adox Silvermax Dev. 20℃ 1+29 11min.
with YA-2




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# by pianoartech312 | 2017-03-22 19:00 | Portrait | Comments(0)

La Fin Du Jour(6)

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それでもやはり急ぎ足で園内を周り

閉園のアナウンスが流れ始めると焦りも感じた

ただ時計を見るとまだ20分以上はある

それなら初めに寄った納屋に行ってもう一度撮ってみようと考えた

今の時期だからこそ見られる斜光を十分に生かしてみよう

白い壁に直陽が当たればそれがレフになる

私がよく使う手だ

「もう一度、さっきの納屋に行ってみよう♪」

私が彼女に提案した

「怜さんはよっぽど気に入ったのね」

「気に入ったと言うより、さっきはあの雰囲気を生かせなかった」

「今の時間ならイケそう?」

「わからない。でもさっきよりは扱いやすいと思うよ」

今日は最後まで彼女のフルショットにこだわった

それでも最低限の情報を構図に入れると良い感じになる

今日の彼女の服装が花柄のワンピースなら ここは似合わなかった

間違いなく 私が撮影してきた女性の中で一番の高身長だ

それを活かさない手はない

体を壁に預けて微笑む彼女を春の日差しが眩しく浮かび上がらせる

短い時間だったけど 撮りたいと思っていた女性を思うように撮れて私も嬉しかった








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# by pianoartech312 | 2017-03-21 19:00 | Portrait | Comments(0)