女心と秋の空(1)

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まだ7月下旬と言うのに このタイトルは何と季節外れか!

まぁ 季語で使うセンテンスではなく 浮気心を表現してみたかったのだ(笑)

しばらくカラーネガフィルム(フィルムカメラ)ブームについてグチをこぼしたが

そればかりは私が何と叫んでも始まらない

なので私が思う「モノクローム」の魅力について独り言でも述べようと思ったのだ


さて 写真は数日前にも掲載した横浜・山手の洋館にあるタイプライター

書斎全体を見回すとこんな感じの部屋だったのだ

それはともかく やはりモノクロームで表現された絵がどことなく古臭い

ソフトフィルターを使用しているわけでもなく PS で加工しているわけでも無い

なのにどことなくネムイ絵になっているし 粒子も粗い

種明かしをすれば これはYASHICA Lynx14 にFOMAPAN200 を詰めて撮影した

現像はRollei Supergrain

この組み合わせで撮影したネガをプリントすると尚更古臭く見えるから不思議だ

しかし それがまたモノクロームの醍醐味でもあるように思えた


こうして見直してみると実に良い雰囲気だ

写真展に出品する作品撮りで120をメインに使用していたが

またこのカメラで撮りたくなった

今回の写真展には35mm カメラで撮影したものが2点あるが

どちらも半切に引き伸ばしても十分にみることのできる質感だった

粒子の荒れもなく 少し驚いたのだ

これならば35mm で撮影しても十分に対応できると確信できた

だから尚更 このカメラを使ってみたくなった

質感にしろ 雰囲気にしろ コントラストの高低にしろ

ハッキリ言って毎日のように好みが変わる

まさに「秋の空」状態なのだ(笑)

T粒子タイプのフィルムで撮影された極鮮明なモノクロームが魅力的に思える日もある

** このFOMAPAN200 も一応はT粒子タイプのフィルムだが…

でも「秋の空」でも良いのだ

それだけ好みに幅があったとしても それはブレではないと思う

明日はどうなるか?

それもわからない方が良いのかもしれない


ちなみに・・・・


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同じアングルで撮影した写真も掲載しておく







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# by pianoartech312 | 2017-07-26 19:00 | モノクロフィルム | Comments(0)

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この写真はFUJIFILM PRO160C で撮影している

もう製造販売はしていないがPRO400H のISO感度が160になったものと考えて良い

主に輸出用と言うか 日本国内向けではなかった

なので逆輸入という形で日本で販売されていた

後にも先にも 使用したのはこの時だけ

今見ると綺麗だとも思う

以前にも記したが このフィルムカメラブーム(カラーネガブームか?)に乗って

FUJIFILMにしろKodak にしろ「新商品」なり「復活」なりすれば本気だと思う

ただ それだけの「勇気」はないだろうな

それでも「写ルンです」は間違いなく売れているし「チェキ」だって人気は衰えていない


とある記事で読んだのだが こうしたブームは何もフィルムカメラだけではないらしい

「〇〇女子」という言葉が色々と存在していることを初めて知った

その記事では「レコード女子」だった

つまりアナログレコードを懐かしむのではなく新しい音源として楽しむ女子だ

それはカメラと全く同じと言える

こうした「アナログ回帰現象」は何を意味するのだろう?


私がこうした現象に対して釈然としないものがあるのは認識している

しかし「賛成」なのか「反対」なのかはわからない

もしかしたら心のどこかで受け入れられないのかもしれない

それは恐らく彼等がアナログを「懐かしむ」のではなく「新しい表現」として受け入れたからだ

きっと「お節介」なのだろうな(笑)


でも結局は「楽しければ良い」に落ち着いてしまう

そしてその先は

『せっかくフィルムに手を出すのだから 是非モノクロームも楽しんでくれ!』

なんだと思う

きっと彼等が感じる「モノクロームの世界」を見たいのだろう

それだけ自分は頭が固くなったのだ

いやだなぁ・・・





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# by pianoartech312 | 2017-07-25 19:00 | カラーネガフィルム | Comments(0)

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この写真はMAMIYA C330 にKodak PORTRA160 という組み合わせで撮影している

このフィルムはアンバー寄りの発色をして肌色を美しく出すのが特徴だが

それは日本人向けとは言えず 主に白人や金髪に対して特に有効だった

真夏の炎天下での「待ち合わせ」のイメージがあり

日陰で待つ彼女の姿をとらえた

煉瓦造りのアーチトンネルの内部は意外に暗く かなり露出をかけた

レンガと言うこともあって色被りもしたが それがアンバーをさらに強めたかもしれない

ネガの良いところはラチチュードが広いと言えることかもしれない

ただ広いからと言って神経を遣わなくて良いと言うことではない

もし昨今のブームを支える方達がカメラ任せとフィルムのラチチュードに助けられた写真で満足するなら

いつかは飽きるかもしれない

本気で露出を学ぶならポジを使うのが良い

ポジは妥協を許さないからだ

1/3 の違いさえも明確に表してくれるから面白い

ピカソの絵などは誰でも描けそうだと勘違いする人がいるが

彼の鉛筆のみのデッサンを見ると考えが変わるのは確実だ

まるで「写真」のように忠実で「写実」の範囲を超えている

つまり徹底的な「基本」が「完璧」と言えるくらいの人だから「崩した表現」が感性を見事に表すのだ

「基本」が出来るようになると表現の幅が格段に広がる

それは写真に限ったことではない

「技術」と言えるものは全てそう言える

『楽しめれば良いじゃん♪』

と言う人もいるだろう

もちろん それでも良い

どこかで見た本の表紙に

「自家現像しなくて良い・クラシックカメラでなくて良い・マニュアルでなくて良い」

と記されていたが 私も同感だ

でも いつかはそれを「卒業」してほしい

カメラ任せやお店任せに「不満」を持ってほしいのだ

そうでないと デジタルカメラがフィルムカメラに変わっただけになってしまう恐れがある

それでは面白くないだろう?








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# by pianoartech312 | 2017-07-24 19:00 | カラーネガフィルム | Comments(0)

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これは横浜・山手の洋館にあるタイプライター

私はよくこれを撮影しているがカラーはこれだけかもしれない

デジタルでさえも撮影したことが無い

私の写真をよく覚えて下さっている方なら

「あぁ、よく見るなぁ。。。」

と思っているかもしれないが

カラーではこんな色をしていたのだ

これはMAMIYA645 に135フィルムバックを装着して撮影している

Kodak のネガフィルムは独特の色を出すが

昨今の流行りとはやや違うかもしれない

今の流行りは青から緑系だろう

富士フィルムの色だ

それをTakumar のようなレンズで撮影するのだから独特の雰囲気になる

こうした状況をメーカーはどう見ているのか?

もし仮に 富士フィルムで新種のカラーネガが発売されたとしたら

少しはフィルムカメラブームを後押しする役割になるだろう

年内に何か動きがあれば 私は驚くかもしれない・・・




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# by pianoartech312 | 2017-07-23 19:00 | カラーネガフィルム | Comments(0)

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これはKodak のカラーネガで撮影した

カメラはOLYMPUS OM-3Ti と50mm F1.8

ここでは何回か女性を撮影しているがもちろんモノクロームだ

でも改めて見てみると くすんだ空気が鎌倉の路地裏っぽくて良い

どんより空の下ということもあるが

それでも何だか暖かみも感じる

「カラーネガは自家現像しないのですか?」

たまに聞かれることがある

フィルムを全くやったことの無い人だとモノクロもカラーも同じ感覚なのかもしれない

しかし実際は大きな違いがある

まず『難しいこと極まりない』のだ

現像までならまだ私でも出来ると思うが プリントは・・・無理だろうな

もし出来たとしたら挑戦はしているかもしれない

仮にモノクロフィルムと同程度な気軽さがあッタトしたら

昨今のブームを支える方達はどうしただろう?

モノクロにしてもそうなのだが

そもそも自家現像とプリントを始めるきっかけは市販のサービスでは納得できないからだ

あとは値段の問題もあるかもしれない

デジタルカメラを少しかじればRAW編集できめ細やかに色味やコントラストなどを調整するはずだ

それと同じ

ただ昨今の楽しみ方はプリントもあるが ネガをスキャンしたデータを自分なりに編集して楽しむのかもしれない

それも良い

作品は「表現」だ

私は「過程」よりも「結果」だと思っている

今はお店でネガをデータ化してくれるサービスが当たり前のようにある

スキャナを持っていなくても安い金額で代行してくれるのだ

そうした楽しみ方がなければ このブームはなかったかもしれない






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# by pianoartech312 | 2017-07-22 19:00 | カラーネガフィルム | Comments(0)