Adox Silvermax 現像液を考える

b0366473_14261849.jpg
Silvermax21 / Silvermax Dev. / 1+29


この現像液は使い始めてまだ数ヶ月

ただ私の中では一つの答えがある

この現像液は名前の通り Silvermax21 専用の現像液とされていて

フィルムの性能を最大限に引き出せるように設計されている(らしい)

ただこの現像液を他のフィルムに使用したことがないので突っ込んだ見解はできない


このサンプル画像が全てを表現していると思っている

実に滑らかで シャープネスも高く シャドウからハイライトまで忠実に再現できている

ある程度の「無理」が利いて 黒は潰れず 白とびも幅が広い

ただ 粒子は極細というレベルではない

どちらかと言えば「微粒子」というレベルだと感じる

それが良いとか悪いとかではない

早い話がロジナールに近い

ただロジナールほど粒子が目立つことはない


b0366473_14321765.jpg

こうした状況下でもかなり無理ができる



b0366473_14330825.jpg

私が思うにはこのフィルムと現像液では黒が特徴的だ

ISO100 のフィルムでもそれなりに対応ができると思う


b0366473_14341243.jpg

あとは機材との相性か?

残念ながら120サイズが存在しない

せっかくの解像度を持ちながら中判の威力を発揮することはできないのだ

ただフィルムバックを使って撮影することはできるが 

それでもフィルム上の画像は135mm サイズでしかないからあまり意味はない

優れたレンズを使用すれば それに応えるフィルムと現像液だ


b0366473_14361736.jpg

この純正の組み合わせでは一度だけ女性を撮影したことがある

快晴の屋外ではISO100でも厳しい状況になる

白をまとった彼女をあえて背景に大きな木を配してみた

髪の毛の黒 枝葉の黒 空の白 衣服の白 手すりの白

もちろんカラーで再現すればそれぞれは違う色だがモノクロになればグレーになる

その分離が見事にできていることに驚く

残念ながらスキャンした画像では黒は潰れがちだが

プリントすると彼女の髪の毛もしっかりと分離しているのが確認できるのだ


****************************************

私が出した答えは

このフィルムと現像液をセットで捉えたくないということ

そして私の中ではこの組み合わせは「あまり好みではない」と言うこと

他のフィルムを現像した経験がないので いつかはそれをやってみたい


ただT-MAX などの平形粒子構造を持つフィルムが余り好きではない方にとって

このフィルムの持つ性能はもしかしたら表現の手助けになるかもしれない

一度だけでも試してみる価値はあると思う


マニアックなことを言えば

このフィルムで撮影する際はISO80 に設定して表記通りの現像時間で処理するのがイイと思う














[PR]
by pianoartech312 | 2017-01-16 19:00 | 現像関連 | Comments(0)