モノクロプリント実習(その10)

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以前に「新兵器」としてFOMA の印画紙を購入したと記したが

今回のプリント実習で早速テストしてみた

初めはいつも通りに5×7サイズでプリントをしてみて

イメージ通りにプリントできたものをサンプルにして12×16 に挑戦してみた

まずは何といっても引き伸ばし機のレンズがかなり高い所まで行ってしまうので

身長の低い私には届くこともなく 椅子に乗ってサイズを調節することが苦労の始まりだった

それから水平を見極めてイーゼルに少しかぶるだけのサイズに調整

そして大まかなフォーカスを合わせてからルーペで微調節するのだが

これも調整ノブが上の方にあるのでルーペを覗きながらが難しい!

これは経験の無いことだったので想像を絶した(笑)

おまけに今回はソフトフィルターを入れているので粒子が大変見辛く

テストピースは完全にフォーカスアウトだった

もう一度しっかりとフォーカスを調整してからテストピースの結果を踏まえて露光時間を割り出した

「試し焼き」とも言える1枚目は大カビネで焼いたものよりもコントラストが弱い印象がある

そこでもうだけ露光時間をかけてみることにした

先生は「悪く無いとは思う」と言ってくれたが「君が納得できるようにやりなさい」とも言う

そこでもう一度やり直してみると・・・

定着液に滑り込ませて印画紙を表に返した時に「あぁ、イケる」と納得した

それを先生にみてもらうと先生は珍しくメガネを外して凝視する

「何か?」

「ん・・・何だかしっくりしないな」

「あぁ、これソフトフィルターを入れて撮ってますから」

「あぁ、そうか…」

それでも先生はぎこちない印象だった

予備水洗を終えて 本水洗をしているところにまた先生が後ろから覗いた

「おい、これ、被ってるぞ」

「え?」

「ほら、見てみろ。余白がだんだんとくすんで来ただろう?」

「でも暗室の中で初めて開けたんですよ」

「それは知ってるよ。だからかなり古くて化学反応したんだろうな」

「・・・」

「そもそもFOMAの印画紙はもう5年くらい前から日本には入っていないんだよ」

「えー!そうなんですか!」

「そうかぁ。。。だからコントラストが乗らないんだな」

私は改めてまじまじと印画紙を眺めていた

「まぁ、普通の人ならわからないよ。でもせっかく良い写真だから新しい紙でもう一回やってみると良いよ」

先生にそう言われて次回までには新しい印画紙で焼きなおすことにしようと決めた


なるほど どうりで安いのかも納得できた

まぁ それでも初めての大伸ばしは成功したから満足している

それを自宅に持ち帰り 早速フレームに収めて見た

120サイズではあるものの ここまで伸ばしても粒子の荒れが目立つこともなく

写真として問題はなかったのが嬉しかった

やはり「これ!」と思うカットは大きくして飾っておきたいものだとしみじみ思う


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by pianoartech312 | 2017-04-22 19:00 | 現像関連 | Comments(0)