2017年 02月 02日 ( 1 )

b0366473_20194220.jpg

「美しいネガ」を最大のテーマとして臨んだプリント実習

今回は実に有意義な時間だった

結果から言えば 「美しいネガ」の考え方と信念は間違いではなかった

もちろん自身の中においてのことだ

いつも記すが表現に「正しい」「間違い」はない

******************************

まず上の画像は右がノーマルにプリントしたもの

これでも悪くはないが窓からの光を強調して教室の奥も出してみる

彼女本体は露光は変えていない

窓側だけを覆い焼きしている

これだけでだいぶ印象が柔らかくなるのがお分かり頂けると思う

Kodak TX-400 D-76(1+1)


b0366473_20194884.jpg

これも右がノーマル

もちろんこれでも良い

しかし自分の中でこの絵においては柔らかさを必要としなかった

先ほどとは反対に思えるが理屈は同じ

この写真の場合は彼女の背景が白い壁で十分に明るい

光の方向が明白で彼女の顔半分を完全に潰しているので窓からの余計な光が意味をなさない

そこでオーバー気味な窓とカーテンの部分を焼き込んだ

全体的な露光時間は同じ

ILFORD HP5 Plus ID-11(1+1)



b0366473_20195106.jpg

これも右がノーマル

左サイドの壁がくすんでいる

壁だけを覆うことも考えたが このフィルムの黒を大胆に表現したかった

なので3号フィルターを使用した

テストピースで露光時間を見ながら標準よりも2秒ほど露光時間を抑えた

壁はより白くなり 道にできる影も濃くなりグレーも引き締まった

そして快晴の空が実によく出てくれた

Rollei Rerto400s R09 Stand-dev.


b0366473_20195599.jpg

これも右がノーマル

しかし先に断っておくが PC のモニターでは違いが見えない(笑)

実は背景の窓を焼き込んでいる

やや黒が出ているのがわかるか?

それと彼女の右肩あたりの白とび具合が少々違って見えるかもしれない

この差は実に微妙なのだが それでも実際のプリントを比べると全体の印象は変わる

Kodak T-MAX400 R09 (@800)



b0366473_20195827.jpg

これも前作同様にあまり違いが見えない

実際のプリントでは誰が見ても違いがわかると思う

大屋根の軒下をどこまで出すか?の違いだ

ネガでは十分に見えているが もし手前に女性を入れて頭から顔を軒下の中に位置したら?

そうなればギリギリまで潰した方がうるさくない

しかし今回はその想定は無いので ある程度は見えるようにしてみようと考えた

このネガは実にメリハリがあってプリントしやすかった


FOMAPAN100 Classic R09(1+50)


******************************

今回は1枚ごとに暗室のスタッフのアドバイスをもらった

的確なアドバイスは本当に助かるし納得ができる

「最後はご自身がどう思うかですよ」

彼はいつもこう言う

でも今回は「僕はこう言うの好きですね」とも言ってくれる

それが嬉しかった

もちろん彼に気に入られるプリントをするつもりはない

ただ『表現として』ではなく『美しいネガからのプリント』と言う意味合いで

彼のアドバイスと意見を伺うのことに意味があった


自分が最大のテーマとした「美しいネガ」

その考え方が自分の中においては正しい方向に踏み出したと思えた


なるべくならフィルターは使用したくないが

適宜使用するにあたっては問題ない


まだまだ私の「美しいネガ」へのこだわりは続く・・・












[PR]
by pianoartech312 | 2017-02-02 19:00 | ポートレイト | Comments(0)