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2017年 02月 13日 ( 1 )

Kodak D-76 を考える(1)

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今更ながら この現像液に向き合って見る

簡単な歴史を記すと1927年にイーストマン・コダックが開発した現像液だ

おそらく世界で一番使用され(ている)た現像液だろう

薬品組成は単純で自家配合することができる

・750cc の水

・メトール 2g

・無水亜硫酸ナトリウム 100g

・ハイドロキノン 5g

・臭化カリウム 2g

これらを順番に溶解して水を加え 1000cc とするとD-76 に成る

私の知り合いにもこれを元にオリジナル配合で特徴の違う現像液を作る人がいた

多くのメーカーがこれに習って独自の『D-76』(名称は変えている)を販売している

この現像液の特徴を述べよと言われると困る

ただ余りにも有名で 簡単に入手できるし標準現像液と謳われていると

なんだか「初心者向け」と勘違いされてしまう

だからモノクロフィルムにハマって少々色気付いてくると他の現像液に走る(笑)

私もその一人だったから・・・

とにかく「微粒子」「黒の締まり」「適度なコントラスト」「許容範囲が広い」が特徴

ただ静止現像には向かない

あとは希釈比率を変えることでコントラストとシャープネスのコントロールが可能だ

そして現像するフィルムを選ばない

ほとんど全てのモノクロフィルムにはD-76 の処方が記されている

また殆ど全てのモノクロフィルムはこのD-76 で現像すると「標準ネガ」になる前提で作られている(らしい)


作例はKodak 400-TX で撮影してD-76 1+1で現像処理したもの

プラスマイナス1段程度なら露出ミスを許してもらえる

なので曇り空などでコントラストが得られない状況で撮影されたネガでもそれなりのプリントができるのだ


もちろん適正露出をすれば より一層素晴らしいネガになり 何もすることなくプリントが容易にできるはずだ

ここ最近は何度も何度も繰り返して記すが

プリントをするようになってからこの組み合わせが最強であることを確認している

まずほとんどの被写体で適切なネガになることと思う

プリント時に覆い焼きなどで露光をコントロールすればハイライトは柔らかくなるしシャドウも潰れない


フィルムはともかく 現像液に迷うことがあればまずはこれを試してほしい








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by pianoartech312 | 2017-02-13 19:00 | 現像関連 | Comments(0)