2017年 02月 18日 ( 1 )

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今回は標準希釈とされている1+50 で処理されたサンプルを

はっきり言ってモニターではその違いは見えない

しかし実際にプリントして見るとその違いの大きさに気づくのだ

この作例はカメラの露出の限界を超えていてオーバーになってしまったもの

それでもどうにか「収まった」ものだ


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これは以前にD-76 で NEOPANACROS を増感したという作例と同じ状況で撮影したものだが

タイプライター後方の黒の潰れ方がまるで違うことがお気づきになるはず

もちろんフィルムの性格の違いは大きいが ネガで見てもこの部分は潰れている

それがロジナールの一つの特徴でもある

しかしタイプライター前方のデスクの木目は綺麗だし

適当な粒子の荒れも綺麗だと言える

このくらいの荒れ方が今の私の好みだ

なのでここ最近はロジナールで現像するときは1+50 で規定時間よりも少し長めに現像している

時間を少し長くすることと 温度を1度上げることで黒とコントラストをコントロールできる

もちろん これもフィルムの性格をよく知っていないと失敗するから注意が必要だ


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さて 7回に渡って連載したこのシリーズで

それぞれの現像液の特徴と扱い方が少しでも参考になって頂けたら嬉しく思う

ただ いつも記すがモニター上の画像は参考にしかならない

プリントすると「まるで」違うものになるということを前提に見て欲しい


今年の私は フィルムと撮影時の状況に応じてD-76 と Rodinal を使い分けることにしている

何があっても「美しいネガ」を作ることを最優先にしてこの現像液での処理を楽しみにしている

最近 私は気がついたことがある

以前 暗室のスタッフに「プリントすることが好きなんですね?」と言われて返答できなかったと記したが

今は明確になった

私は撮影はもちろんだが プリントするよりも「現像する過程」が大好きなのだ

プリントは何度でもやり直しが効く

しかし現像は一発勝負のシビアな世界だ

だからとても緊張するし 現像液を注入する直前まで時間や温度に迷う

その結果 良いネガができた時の喜びはない

おそらく 今後は多くのテストをすることは無い

フィルムと現像液と処理方法が固まったから

あとは細かい部分の設定だ

そして何よりも撮影時の「適正露出」と「性格なフォーカス」は大前提

とにかく 今の自分が面白くて仕方がない







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by pianoartech312 | 2017-02-18 19:00 | Portrait | Comments(0)