カテゴリ:現像関連( 46 )

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今回は実に楽しみだった

先にも報告しているが 自家調合した現像薬「D-23」で処理されたネガを持参した

一体 どんな画像が印画されるのだろうか?


結果から言えば「実に美しいプリント」だったのだ

FOMAPAN400 で撮影したネガは特に驚いた

シャープネスが高く 粒子も細かい

シャドウが実によく 潰れていることもない

メリハリがあるのだが コントラストが高いのではない

今後は増感をしない限り D-76 よりもD-23で処理するつもりだ

大げさでも何でもなく TRI-X と互角だと言える



FOMAPAN100 のネガはやはり少々硬さはあったが

それでもシャープネスが高く ハイライトにこの現像液の影響が出ていたように思う

フィルターでコントラストを調整してもよかったが 

ストレートでも「表現」として硬い絵を楽しんでも違和感はない


言葉で表現をするのは実に難しいのだが

一言で表すならば「スッキリしている」かもしれない

とにかく 初めて見る質感だった



今回はイーグルの半ツヤの印画紙を使用したが

これはイマイチ好みではなかった

前回のAdox312 が数枚残っていたので それでもプリントしたが

やはりAdox の印画紙の方が良かった

これについても 今後は入手できればこちらをメインで使用したいと思っている



このD-23について興味を持たれたならば 是非一度試して欲しい

薬品も容易に入手できるし 調合も簡単な数字なので誰にでも可能だ

何より「自家調合」という意識がステータスを上げる



次回からは9月の写真展用の作品をプリントする

初めての半切サイズなので少々不安はあるが楽しみでもある・・・






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by pianoartech312 | 2017-07-04 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

D-23 という現像液(3)

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3回目のテスト

今回は一番テスト結果を楽しみにしていたフィルム・FOMAPAN100Classic

このフィルムは独特のシャドウがあり コントラストも高く 解像度も高い

もちろん粒子も細かく 鮮鋭度もあって良いのだが先述したように黒が独特で潰れやすい

メリハリの効いた風景写真やスナップなどは適しているかもしれないが

柔らかさが欲しい女性ポートレイトには向かないと毛嫌いするカメラマンもいるとか

でも私はRollei Retro シリーズ同様に この黒がとても魅力的に思えて仕方がない

しばらく女性を撮影するにも使用していたのだが 以前にも記したようにプリントに苦労した

だからこのフィルムを諦めざるを得ないのかと感がていたのだ

でもそうなればなるほど 魅力的に思えてしまうのは人間の無い物ねだりか?

そこで現像液の自家調合となった旨はこのシリーズの最初に記したと思う


さて その結果はどうだったかといえば…

やはり思ったほど劇的にコントラストが緩和されたとは思えない

しかし その影響は少なからず見えるのだ

今回 テスト撮影に出かけたのはJR 鶴見線・国道駅

この駅のファンだというマニアは多い

なんとも例えようのない空気がその空間に流れる

本当に「時代が止まる」感じがするし

大分焼酎「二階堂」のCMにも出てきそうな駅だ

私は昭和40年代(1960年代)の生まれであるから「昭和の香り」などと言う表現が好きではないが

ここにくると更に時代を遡る必要がありそうだ

説明はさておき・・・


まずは初めのカット

輝度差の大きい場面で 晴れた午後の日差しがある向こうは飛んでいる

その光が薄暗い高架下のアーチを適度に照らしていて陰影が美しい

まさにモノクロ向きのシチュエーションだ

やはりシャドウは潰れかかっているのだが ネガでは一番手前のアーチも十分に出ている

そのシャドウとグレーの境界線あたりがボンヤリしているのが今までの現像液とは違う


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これは反対側から撮影したもの

外からの光はもちろんなのだが 天井からの照明が意外と明るいのだ

ただその照明もスポット的に照射されているので全体が明るいのではない

本当に昔の電柱にあった裸電球がその真下だけを照らしているかのようなのだ

天井の梁のグレーが幾分 柔らかいような気がする


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ホームに続く階段

もし女性を立たせたら彼女に標準を合わせるだろうが

そうするともっと背景のハイライトは飛んでしまう

右側にある窓からの光だけで彼女の顔を適当に縁取る程度にすれば全体的には暗くなるだろうが

雰囲気は十分で 無人駅のどことなくもの哀しいイメージが表現できるかもしれない


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ここは鶴見線の始発駅でもある鶴見駅・鶴見線4番線ホーム

ラッシュ時専用で昼間は使用されていないが 実に雰囲気があって良い

ここは普通に晴れていれば十分に輝度は保てる

ただ屋根の向こうとの輝度差は大きくなるからホームに露出を合わせれば向こうは飛ぶ

だからその表現を利用してみるのが良い

「黄色い線」のあたりに電車を待つ女性がいたとすれば彼女は消えかかっている

でもだから良い

もし『ひと夏の想い出』とした状況なら記憶が薄れていく感じがあるし

そうした淡い想い出はハッキリとしないまま消えていくのかもしれない

その屋根を支える鉄骨が無骨ながらも今までの処理では得られない柔らかい印象がある

でも黒はしっかりとした存在感があって妙な感じがする


最終的な表現はプリントにある

なのでこのネガをプリントするときに今までと同じように0号フィルターを介してでも硬いのでは意味がない

ストレートで焼いて そのまま表現できるのが理想だ

今の段階ではスキャンしたことを考慮しても良い雰囲気だ

今回テスト撮影した3本のフィルムのネガをプリントしてみたい

うまくいけば来月のポートレイト撮影に活用できる



MAMIYA C330S
SEKOR 80mm F2.8
SEKOR 65mm F3.5 Blue-dot
FOMAPAN100 Action
D-23 と同成分の自家調合現像薬
Stock 23℃ 9min.








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by pianoartech312 | 2017-06-28 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

D-23 という現像液(2)

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今回は 実際にプリントで苦労しているRollei Superpan200 でのテスト

雨の降る中 近所に咲いている紫陽花を撮ってみる

まずは露出計で計測した値よりもわずかにアンダーにしてみる

シャドウの出方を確認したかったから

そして今回は現像処理の際に希釈をしないつもりだった

前回のテストではシャープネスが思ったよりも高 アキュータンスも付いてしまったからだ

結果はと言うと・・・

やはりシャドウが良いなと思う

このフィルムは本当に解像度も高く シャープネスも高い

しかし現像液を変えただけで明らかにコントラストは低下した

それでもこれだけのシャドウが出るのだから面白い

今回はレンズもDS105mm にしている

このレンズは80mm F2.8 に比べるとカリッとした像を結ぶ

その影響もあるかもしれないが とにかく面白い画像になったことは確かで

どことなく古臭いモノクローム写真になった



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次は ほぼ適正露出での画像

わずかにアンダーかもしれないが そこは難しいところであって

花びらのディテールがはっきり出ないと意味がない

あと一絞り開ければオーバーになるだろう

ただいつも記すが スキャンの画像はかなり黒が締まる・・・と言うか潰れる

最終的な目的はプリントしてどうなるか?なので今の段階では暫定的でしかない



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最後はオーバー寄りの画像

ちょうど運よく空が明るくなったのだ

露出値を変えずにそのまま撮影した

1/60 でも雨を捉えることができた

このカットはネガの段階でコントラストが低いことがわかった

オーバー寄りとはしたが 実際にはそうでもない

なのに葉の締まり方はかなり「ゆるい」と感じる

このネガならプリントする時にはフィルターが必要になると思う

でも今までならこのフィルムで撮影したネガでそうした状況にはならなかった

特にRollei Supergrain で処理したネガはコントラストが高くなった

それから思うと 実に不思議な感覚で面白い結果であり 驚いたのだ

それでもシャープネスや鮮鋭度が保たれているように思える

D-23 を色々と調べると多くの人が感度設定を1/3 程度下げている

目的は色々だが このフィルムにおいても200 を160 に設定して撮影して処理しても良いかもしれない

もちろん今日は雨だったから元々コントラストが付きにくい状況だった

次はFOMAPAN100 Classic を せめて影ができるくらいの天候の元で撮影してテストしたい

楽しみはどんどん増える


MAMIYA C330S
SEKOR DS105mm F3.5
Rollei Superpan200
D-23 と同成分の自家調合現像薬
Stock 23℃ 11min.








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by pianoartech312 | 2017-06-27 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

D-23 という現像液(1)

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まず どうして自家調合にまで至ったのか?

D-76 でも全く問題はない

問題や不満もないのだが どうしても試してみたいことが見つかってしまった

それが今回の自家調合現像薬だ

初めはロジナール現像液の粒子をもう少し細かくできないか?から始まった

そこから色々と情報を集めているうちに一つのレポートを見つけた

そこから広がってしまい D-23 の調合になったのだ

今まで好みで使用していたフィルム

FOMAPAN100Classic や Rollei Superpan やRetro シリーズでは

そのコントラストの高さと黒の濃さ故にプリントすることに苦労していた

なので前々回の撮影ではフィルムをRollei RPX にしてみたのだ

確かに良いフィルムでプリントも綺麗だったけど「優等生」過ぎて私にはツマラナイと言うのが正直な感想だ

やはり前出の個性的なフィルムを使いたい

それなら出来るだけ現像処理でコントラストを調整してみよう。。。


まずはカメラに詰めたままになっていたFOMAPAN400Action から

このフィルムに関してはコントラストは中庸でKodak 400-TX に近いと思っている

ただ粒子は大きめで目立つのだが これも前回の撮影で使用してD-76 で処理したのだが

その結果には大いに満足していると言うことを先日の記事にも記した

今回は現像時間を見つける意味でもテストをしてみる姿勢だった

結果としては想像していたよりも普通に仕上がった印象が強い

ただメトールのみの現像処理でも十分に綺麗にネガが作られるのが面白いと思った

粒子は大きいと感じるが これはD-76 で処理したのと同じ感覚だ

亜硫酸ナトリウムの量は同じなので その効果のほどは余り違いはないかと思う

でも全体的にはスッキリした感じがあるかな


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友人が経営するカフェで撮影させてもらった

カウンター内にいる彼を撮ってみる

ネガを見た時には かなりメリハリがあるなぁ。。。と思ったが

こうしてみると柔らかいと感じる

これならストレートでプリントしても問題ないと思う


今回は1+1希釈をして しかも温度を高めに設定した

『感度が出ない』との情報が多く 安全パイを選択してしまったのだ

アンダーにはしたくないと言うのが一番の理由

その影響もあって思ったほどの低コントラストにはならなかったのかもしれない


何れにしても先ずは無難に処理できたので良かった


MAMIYA C330S
SEKOR 80mm F2.8
FOMAPAN400 Action
D-23 と同成分の自家調合現像薬

1+1 23℃ 14min.





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by pianoartech312 | 2017-06-26 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

新兵器の導入(現像編)

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今回の「新兵器」は それそのものが「新兵器」となるわけではない

写真からわかるかと思うが単なる「薬品」である

無水亜硫酸ナトリウム

以前 私の知人がモノクロフィルムの現像に関して『究極の化学変化』と表現した

どうしてフィルムの現像がなされると反転したネガになるのか?

それはウィキペディアにも詳しく載っているので関心があればそちらで確認してほしい

一口に「現像液」と言っても色々な種類があると以前にも記した

その「色々」とは成分組成の違いだ

その違いで性格が異なるのだ

そして「現像液」を構成している成分の一つ一つが「役割」を持っている

その一つが今回の「無水亜硫酸ナトリウム」なのである

ざっくり説明すると これは粒子構造の変化に大きく影響する

「微粒子現像液」とされる現像液にはこれが多く含まれる

一般的には1Lに対して100g 程度含まれている

つまり この無水亜硫酸ナトリウムが微粒子を作るのだとも言える


さて、どうして今回この薬品を入手したか?と言うと・・・

1:これと同時に「メトール**」も購入して自家調合した現像液を使用してみたかった

2:ロジナール現像液と応用させて出来る限り微粒子にしてみたかった

** メトールは商標らしく「モノ メチルパラミノ フェノール硫酸塩」が正式名称



1に関しては「メトール」と調合することで一番単純で基本的な自家調合現像液が出来る

簡単に言えば「Kodak D-23」が出来上がるのだ

これは軟調なネガを作る微粒子現像液になる

一般的なモノクロ現像液は成分組成が公表されているし

それぞれの薬品も容易に入手することが可能だ

D-76 に関しては「九九」のごとく「成分組成の覚え方」もあった

FOMAPAN100 や Rollei Retroシリーズで撮影したネガが硬すぎてプリントに苦労したが

それを少しでも緩和できればと言うのが元々の願望だ

もちろんD-76 で温度や稀釈 現像時間でコントラストはコントロール出来る

前浴をすることも一つの方法かもしれない


でも世の中には同じ考え方をする人が必ずいて それを地道にテストしてみて報告する人がいる

そうした手段を見つけてしまった以上 試さずにはいられないのが私だ(笑)

使用するフィルムはFOMAPAN100 や Rollei Superpan200 など




2に関しては1+50 の標準稀釈で 水の代わりにこの亜硫酸ナトリウム水溶液を使ってみるのだ

これはネットの中でも実験結果が報告されているが確立されてはいない

おおよそ3%水溶液で良いのではないか?とのことなのだが・・・

ロジナールのシャープネスと迅速性を生かしつつも 特徴である大きな粒子を出来るだけ小さくする

欲張りな願望だが それを現実にしてみたい

使用するフィルムはFOMAPAN400 だ

前回の撮影でD-76 とのコンビネーションはとても良好だった

それでも十分に満足しているのだが それでもやってみたい


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この記事が公開される頃にはテスト撮影も終わり 現像も終了していると思う

うまくいけばプリントまでも終了しているかもしれない

さて その結果はいかに?


私も楽しみにしている






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by pianoartech312 | 2017-06-25 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

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今回は正真正銘の「新兵器」だ(笑)

とはいえ 単なる印画紙ではあるのだが

初めて使う紙なので「新兵器」となる

Adox の印画紙は以前にも5×7で一度使用したことがあるがグロッシータイプだった

今回は「パール」 つまり「つや消し」と言えるタイプ

前回 「印画紙にはあまりこだわりが無い」と記したが

フィルムほど明確に違いが出ないと言うこともあって どれでも同じと言う感覚がある

ただ選択肢がある以上 試して見たくなるのも悲しい性で

どんな絵が出てくるのか楽しみなのである

メーカーによってコントラストの違いがあることはある

比べて見ると黒の出方が違っていたり シャープネスが違うかな?と思うものもある

フィルムや現像処理が高コントラストを好むので印画紙はそれを忠実に再現してくれたら文句は無い

この記事が出る頃にはすでにプリントを終えているはずだ

報告は追ってすることに。。。




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by pianoartech312 | 2017-05-22 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

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別に「新兵器」でも何でもないのだが

タイトルを統一している以上 これも「新兵器」として扱うことにする(笑)

FUJIFILMのモノクロ用印画紙が生産中止となった

厳密には「多階調紙」に限るのだが それがメインなので事実上の撤退と言える

もちろん他のメーカーは供給があるので問題はないのだがやはり寂しいものがある

私は印画紙に関してはフィルムほどのこだわりが無い

確かに ヨーロッパ製のものは独特の柔らかさがあり黒の表現もそれぞれ異なるのが面白いが

それは見比べてみて初めてわかるレベルかもしれない

9月の写真展には半切サイズでプリントしてA3のフレームに納める予定なので この「半切」の印画紙が必要だった

印画紙もフィルム同様に「消費期限」があるのだ

それを過ぎると値引きが始まる

そして今回は運良く その「期限切れ」商品が在庫として残っていたのだ

方や今年3月が期限の印画紙で半額

方や今年5月が期限の印画紙で20%引き

実は以前にもそうした商品に出会ったことがあったのだが「確信」が持てなかった

『本当に大丈夫だろうか?』

そのことを暗室のスタッフに言うと『全く問題ないですね♪』とアッサリ言われてしまった

それを後悔していたので今回は有無を言わずに手にとって会計を済ませた

それなりの出費を覚悟していたので本当に助かった♪

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あとは作品の撮影のみだ

まずは何時もの様に5×7でプリントをしてイメージを作り上げる

それをサンプルに大伸ばしプリントをする

もう5月が終わる

私に残された時間はさほど多くは無いと構えると少々焦る

でも どうにか全ての作品を自家手焼きプリントで出品することができそうなので

それだけでも私個人として嬉しい

多くの人にみてもらいたいと思う







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by pianoartech312 | 2017-05-21 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

Rollei Superpan200 と Supergrain

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この組み合わせは初めてだった

D-76 での処理を参考にすれば おおよそは見当がつくが

それでも実際に目にするとハッとする

フィルムの特性でもあるシャープネスとシャドウの締まり

同じく現像液の特性でもあるシャープネスとシャドウの締まり

こうした石造りの建造物は特に独特の表現がされて実に良い

適当なコントラストの強さが良い

ポートレイトなら嫌われるかもしれないが

再三記しているように 今の私はこれが好み

ほんの一年前なら有り得ない組み合わせだったはずだ

女性はいないが 是非ともプリントしてみたいワンカットだ


実はこの建造物は今は使用されていないらしい

ロケハンの途中でたまたま見つけた

以前からこの場所は何度も歩いているのに気づかなかった

老舗のレストランだったみたいだ

改装なのか 閉店なのかはわからない

ただ工事関係者が中で作業しているのが見えた

今ならこの前に女性を配して撮影することができるかもしれない

・・・ダメかな?(笑)


MAMIYA645Pro TL
SEKOR C80mm F1.9N
Y2
Rollei Superpan200
Rollei Supergrain 1+9 22℃ 6m30s

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by pianoartech312 | 2017-05-15 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

新兵器の導入(現像編)

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連休最終日にオンラインショップで現像液を注文した

連休中は金融機関もまともに動いていないから月曜日の朝一で振り込みを済ませる

そうすれば当日中に発送手続きをしてくれるから助かる


さて 今回の「新兵器」は過去にも一度使用しているので「新兵器」ではないかもしれない

しかし目的意識が明確であり プリントすることを前提にモノクロ写真を撮影している今となっては

前回の購入時と感覚はまるで違う

あの頃は とにかく色々な現像液とフィルムの組み合わせで「テスト」してみたかったのだ

ただ あの時にテストできずにいたフィルムが幾つかあるので今回はそれも試す

Kodak 400-TX に代わるフィルムとしてRollei RPX400 をテストしてみる

実はこのフィルムも以前使用しているし @1600 での撮影もしているが

現像液はKodak X-tol だったから訳が違う

本当は「専用」とされているRollei RPX-D を使用してみたかったが何せ高い!

今回のSupergrain でも十分に対応できると思ってはいるが 結果はどうなるか分からない

あとはFOMAPAN400 を@800や@1600にした時の粒子も見てみたい

以前にも記したと思うが私がFOMA のフィルムを気にかけるのは黒の出方が好みだからだ

D-76で現像処理すると確かに粒子は大きくなるのだが

例えば以前は頻繁に使用していたAtomal49 などではコントラストは落ちるものの

綺麗な粒状性をキープしていたのをよく覚えている

まして120サイズのフィルムなら本当に綺麗だった

今年は135mm サイズの意識が高かったが来年は6×6 での撮影をメインにしようと思っている

せっかくレンズ交換ができるMAMIYA Cシリーズを使っているのでその恩恵に預かりたい

フィルム・現像液・印画紙 全てが Rollei になった(笑)

さて 今回のこの現像液は私にどんなネガを見せてくれるのか?

本当に今から楽しみでならない


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by pianoartech312 | 2017-05-10 19:19 | 現像関連 | Comments(0)

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ちょっと訳あって 急遽プリント実習へ

今回はRollei Superpan200 を詰めた MAMIYA35 で撮影したネガを持参

Rodinal で静止現像したネガで 粒子は目立つがフィルムの性質もあって大きくはない

テストピースではコントラスト調整フィルターも入れたが あまりにも硬くなりすぎた

フィルターを外して再度テストピースを焼いてみる

全く問題ない

シャドウも締まるし ハイライトも適当に再現される

彼女の顔が十分に出ているし 背景も良い

このフィルムは露出さえ間違えなければストレート焼きでも十分に対応できることがわかった

あとは細かい部分の補正だけだ



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問題は彼女の顔のハイライトをどこまで飛ばせるのか?

そこは先生とも意見が分かれたが もしこのカットで彼女の顔が障子ではなく

向こう側のガラス戸に被っていたら変わっていたと思う



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残念ながら このカットにおいては向こうの闇はもう少し出ている

スキャンした影響だ

とにかく 今回の驚きは MAMIYA35 の描写力

あの小さなレンズでこれだけ再現できるのだから驚いた

しかも静止現像した画像は実に心地良かった

先生に話すと「オレは怖くてできない」と笑った


このネガのカットは全て一発合格だった

ただテストピースはそれぞれ2回ずつ焼いているが・・・

このフィルムはRollei Retro80s とほぼ同じ可視領域をカバーしているので参考になる

黒密度も同じ感覚で解釈しても良いと思い 今後の撮影の参考になると思って焼いてみた次第


今日は先生とじっくり撮影時のフィルターワークやフィルムの選択について話すことができた

先生は私の姿勢に感心して下さったが プリントに関してはまだまだ細かい所まで注文をつける

「粗探し」と言っても良いかもしれない

ただそれは「レベルが向上した証」と捉えている









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by pianoartech312 | 2017-05-09 19:00 | 現像関連 | Comments(0)