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今年を振り返る(7)

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今年一番の大きな変化は「プリントを始めた」という事だ

現像は自宅に暗室がなくても気軽にできる

しかしプリントはそうはいかない

多くの人が 現像までは自分でやるが後はスキャンして終わり であると思う

プリントは敷居が高いと思う人もいるかもしれない

確かに機材や薬剤を考えれば設備投資は現像の比ではない

そういう意味でもレンタル暗室は私に撮って写真ライフを一変させた

今までの「常識」が全て覆された

写真はプリントして完成する

フィルム・現像液・処理方法・プリント

それらのそれぞれが大切な過程であり こだわるべきものだ

正直なところ カメラとレンズはさほど関係ないかもしれない

後は明確なイメージがあり それを忠実に再現できる撮影ができれば良いのかもしれない


プリントするようになってから本当の意味でフィルムの粒子構造が分かり

現像液との組み合わせで大きく変化することが容易にわかる

綺麗なネガを作ることが一番大切な行程であると確信している

自分のイメージを的確に表現してくれるフィルムや現像液は何か?

プリントを前提にイメージすると撮影スタイルが変わった

もちろん撮影するイメージは同じだ


しかし被写体以外の 特にハイライトとシャドウの境目などには気を使うようになった

そんな中で面白いフィルムに出会った

そのフィルムを使って初めての女性ポートレイトがこの日の撮影だった

しかもレンジファインダーカメラでの撮影だったから興味があった

結果には大変満足している

そして実際にプリントをしてみて このフィルムが持つ力も確認した

PC のモニターでは見えないシャドウやハイライトがしっかりと存在している

それを焼き込みの時間調整やフィルターワークでうまく導くと尚更発揮できる


今後はISO100 クラスにおいてはこのフィルムがメインになる

ただ現像液に関しては純正よりも良いものがあった


MAMIYA35Ⅲ
SEKOR42mm F2
Adox Silvermax21
Adox Silvermax dev.



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来年9月に予定している写真展には 全ての作品を手焼きプリントで出品することを目標にしている

そのために少々前倒しになってしまうかもしれないが

もともと今年度のテーマは冬から初夏にかけてがイメージだ

まだまだプリント技術は至らないが 経験を重ねて少しずつでも理想に近づけるようにしたい



今年は旧プログを一旦閉鎖してしまい 新たにこのブログを立ち上げた

それでも一日も欠かすことなく更新し続けられたのは自分でもすごいと思っている

またモノクロフィルムを愛する方達が私のブログを何かの参考にして下されば嬉しく思う

できるだけ現像データなどは公開していくつもり

私も他人の作品を見て刺激を受けることがある

自分の中で否定した機材で撮影された作品がとても素晴らしかったこともあった

だからアナログは面白いのかもしれない


体力が続く限り 私のモノクロームへの情熱は冷めることはないと思う

そして今年もお付き合いくださった多くの女性モデルに心から感謝申し上げたい


** 1月1日〜3日まではブログをお休みします♪

みなさま、よいお年をお迎えください!



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by pianoartech312 | 2016-12-31 15:00 | Portrait | Comments(0)

今年を振り返る(6)

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毎年9月に開催している写真展を境に私にとっての「新年度」が始まる

その新しい年になって35mm レンジファインダーカメラに表現を求めることにした

そしてテーマも変わり それに伴ってフィルムや現像液のもたらすイメージも変わった

再び 試行錯誤が始まったのだ

しかし古いレンジファインダーカメラが表現する写真は想像をはるかに超えていて

下手な一眼レフよりも表現が多彩なのではないかと思うようになった

もちろんそんな事はないのだが そのくらい驚いたのだ

そしてモノクロフィルムを極めようと細かい理論にのめり込んだ

それが直接 写真表現に影響するか?といえば疑問だが

それを知っているかいないかの差は確かに存在する


そして今現在もレンジファインダーカメラについては外せない機材だ

この写真はレンジファインダーカメラで初めて撮影した女性ポートレイト

彼女は初めて見るカメラに興味津々だったが 

出来上がった写真にはもっと驚いていた



MAMIYA 35Ⅲ
SEKOR42mm F2
Rollei Superpan200
R09




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by pianoartech312 | 2016-12-30 19:00 | Portrait | Comments(0)

今年を振り返る(5)

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例年は夏に体調を崩しやすく 撮影機会もグッと減るのだが

今年は体調はともかく 撮影機会は積極的に増やした

梅雨入りが遅れ 7月になっても雨の少ない年だった

だからISO100 のフィルムが大活躍した

これもFOMAPAN100 Classic で撮影し R09 で処理した

輝度差の大きい場所での撮影はシャドウとハイライトを考えていたら撮影できない

必ずどちらかが犠牲になる

でも何としても犠牲にしてはならないのが女性の顔だ

白レフを使ってハイライト過ぎないようにライティングの調整に苦労しながらの撮影だった

そんな気遣いなど御構い無しのフィルムだが返ってそれが良かった

そしてここでも彼女の仕草や表情がとても良かった

この日の撮影も成功した一例で記憶に残している


MAMIYA 645Pro TL
SEKOR C80mm F1.9
FOMAPAN100 Classic
R09




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by pianoartech312 | 2016-12-29 19:00 | Portrait | Comments(0)

今年を振り返る(4)

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先日も記したが今年は新規の女性が多くいた

そんな彼女たちを初めに撮る時はどうしたロケーションがいいのか?という悩みは尽きない

大抵は本人の希望を汲むのだが その希望を明確に言える人も少ない

しかし彼女は違った

都会の真ん中で撮って欲しい

そういう希望だった彼女を撮るにあたっては答えが簡単だった

そして彼女を撮るにあたっても機材は固定された

カメラ・レンズ・フィルムが決まれば 今度はそれで色々な場面を想定する

この場所はイメージの先端だった

そして全てがハマった

彼女も大変喜んでくれたが 私にとっては自分が一番嬉しかった

おそらく今年の中で一番充実していた頃だったと思う


彼女もまた私のイメージをとてもよく汲んでくれた

来年も彼女を撮りたいと思っている

そしてその彼女は この日の彼女とは違う女性になっているはずだ




MAMIYA 645 Pro TL
SEKOR C80mm F1.9
Rollei Retro400s
R09






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by pianoartech312 | 2016-12-28 19:00 | Portrait | Comments(0)

今年を振り返る(3)

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私が撮影する女性は何となく皆似ていると思う

全く性格が正反対という人はもちろんいるが

それは写真には関係がない

その中において彼女はちょっと違った存在であるかもしれない

彼女を撮るときは私のテンションが違った意味で変わる

この日の撮影では135mm判カメラを使用した

しかもフィルムも普段は使わないFUJIFILM

でも彼女を撮るときはいつも何か普段とは違う自分を求めている気がする

4月はじめの風の強い浜で彼女を捉えた

生ぬるい南風の中にも まだ冬の存在がしっかりしている季節の中で

ちょうど太陽が雲に隠れた瞬間を狙った

笑顔でいる彼女ではあるが背景にはいつも同じ曲が流れている

その曲はとても悲しい

そのイメージが使用した機材と妙にハマった

出来上がったネガを見て何だか不思議な気持ちと同時に嬉しくもなった

彼女を絵にするには それ相当のしっかりとしたイメージが必要で

その上で起こり得る偶然を逃してはならない

おそらく今後も彼女を撮るときはそうした姿勢で臨むと思う

来年の彼女のイメージは決まっている



OLYMPUS OM-3Ti
zuiko 85mm F2
FUJIFILM ACROS100
R09




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by pianoartech312 | 2016-12-27 19:00 | Portrait | Comments(0)

今年を振り返る(2)

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今年の撮影において彼女が私の理想のイメージに最も近かったと言える

そしてフィルムと現像液を固定して彼女を撮り続けた

Rollei Retro シリーズとR09 の組み合わせは完璧だった

この撮影以後は何の躊躇もなくずっとこの組み合わせにしていた

それを確信する元になったのもこの日の撮影だった

彼女は昨年から撮り始めているが最初の頃は撮られ慣れていないこともあって

表情が自然にならなかったことも多かった

回数を重ねると慣れもあってかだんだんと彼女の良いところが見えてきた

来年も私にとっては彼女は外せない大切な存在だ

しかしイメージは変わる

今までとは違う彼女を表現したいという欲求が今の私の中には強くある

もちろん そのイメージはできている


MAMIYA C330
SEKOR 80mm F2.8
Rollei Retro400s
R09






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by pianoartech312 | 2016-12-26 19:00 | Portrait | Comments(0)

今年を振り返る(1)

今年も残すところ一週間となった

テレビや新聞誌上では今年一年を振り返える内容が多くなる

覚えてはいるが『これも今年だったか!』と思う出来事も多い

特に1月や2月はほぼ一年前にあたるために記憶の中で遠い存在になっていることもある

私は「振り返る」ことが嫌い

あまり意味をなさないから

でも「反省」「検証」は必要で 特に「成功」したことに関してはそれを徹底的に検証しないと意味がない

今年一年を振り返り未公開の写真も含めて私のモノクローム写真を見てみる

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今年はモノクロフィルムについて1から勉強をし直していき

現像液についてはかなり試行錯誤した

それに伴い フィルムの銘柄も多く試した年だった

また新規の女性モデルを多く撮影したことも記さなければならない

このカットはフォーカスアウトにはなってしまったが彼女を撮る上で一番イメージに近かった

FOMAPAN100 Classic で初めて女性を撮影したカット

ロジナールの静止現像をしているが それもハマった

満開の桜並木なら人がごった返すほどだったろうが

新緑が木々を覆う頃になると平静を取り戻す

そんな頃に彼女を撮ってみたかった

難しいフィルムであることは重々承知していた

しかし高い解像度と独特の黒は結構イメージに近かった

これ以後 このフィルムを使用する機会も増えたが扱いにくいことには違いない

おそらく来年もISO100 で対応できる環境ならば使用する機会があるはずだ

そして彼女の持つイメージは来年(私にとっては今年)のテーマにおいて外せない

また来年も彼女を撮る機会を設けて新たな表現を追求していく


MAMIYA 645 Pro TL
SEKOR C80mm F1.9N
FOMAPAN100 Classic
R09







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by pianoartech312 | 2016-12-25 19:00 | Portrait | Comments(0)

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たまには それっぽい写真も・・・


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by pianoartech312 | 2016-12-24 19:00 | ノンフィクション | Comments(0)

MAMIYA NC1000s というカメラ

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早速テスト撮影をしてみる

出かける時間もないので近所の公園にて

モデルは「お父さん」にして見た

レンズ描写のテストもあるが 今回はフィルムと現像液の新たな組み合わせも試みた

フィルムはFOMAPAN400 で現像液は久々にR09

実はこの組み合わせは経験が無かった

ただカメラの扱いが不慣れなこともあり かなりボツカットが出来上がってしまった

このカメラは独特なカメラでOLYMPUS の一眼レフに構造はかなり近い

しかしマミヤらしからぬ扱いにくさは評判でもあった

しかも現像ムラまでできてしまった・・・


さてそれらは目を瞑るとして(笑)

まず驚いたのが描写よりも「色」だった

黒がすごい

R09 独特の黒と 独特の粒子が見える

もともと余り微粒子ではないフィルムなだけに想像はしていたがそれを超えていた


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そして解放値F1.7 より少しだけ絞ってF=2 で撮影してもご覧の被写界深度になる

これは驚いた

YASHINON DS レンズは画像周辺の流れ(つまりグルグルぼけ)が見えなかったが

このレンズは普通に出ている



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上の画像はF=2 で撮影したもの

下の画像はF=4 で撮影したもの

もちろん被写体までの距離が近いこともあるが F=4 くらいで丁度いい


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普通の遠景はどうなるか?

それでも手前の手すりや街灯のボケが大きいと思う

50mm でもこれだけボケが出来上がるのだ



画像そのものは このくらいだと何ら問題はない

まともな逆光だったので大きめのフードを装着したがケラれてしまった



全体的にフォーカスを外したものが多かった

もしかしたら焦点がズレているかもしれない

ミラーの不具合によるフォーカスのズレは報告されている


機会を改めてもう一度 じっくりとテスト撮影してみたい

また このフィルムと現像液の組み合わせは別のカメラでも試してみる価値はある

特にインドアでの撮影には面白い結果が得られそうだ





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by pianoartech312 | 2016-12-23 19:00 | アイテム | Comments(0)

情報の共有


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今日の記事はマニアックな情報である

これはモノクロフィルムの現像に関わる人にしか有効でない情報なので

普通の方が読んでも何の得にもならないかもしれないのでご了承下さい


アナログプリントをするようになってから色々と試行錯誤は続いているが

フィルムの選択は私にとって永遠と続くテーマのひとつ

今 私が欲しいイメージとプリント時のことを考えると 現像液はAdox Atomal49 に絞られる

しかし 長い歴史があり古典的な現像液にもかかわらず情報が少ないのが現状

使うフィルムによっては現像時間の情報が全くないものも少なくない


ISO400 においてRollei Retro400 ・FOMAPAN400と試みてきたがもうひとつ試したかったのが

Rollei RPX400 というフィルム

これは以前に一度だけ使用したことがあったが これといった印象はなかった

ただ最近になってもう一度しっかりと検証して見たいと思うようになって購入した

ところがこのフィルムの現像時間がわからない

色々と情報を集め 自分なりに考えて現像時間を割り出して見た

その前には私がお世話になっている販売店のオーナーに直接聞いてみることもしていた

その時の答えが「テストして見ますので10日ほど待って頂けますか?」だった

そしてその答えが昨日メールで届いたのだ

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先日、お問合せのありました、Rollei RPX400 をAdox Atomal49 で現像する場合のデータが出ましたので、ご連絡申し上げます。


Rollei RPX400 をISO400(ボックススピードと同じ設定)、Adox Atomal49で現像の場合:


ストック溶液で9.5分(20℃)


攪拌:60/30/3(最初の60秒連続攪拌、そののち30秒ごとに3回攪拌を時間がくるまで繰り返す)


以上です。



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私自身はストックで9分と読んでいた


1+1 の希釈で13分


概ね 想定の範囲内だったので安心した



もし私と同じようにこのフィルムと現像液の組み合わせを試したいが


現像時間が不明なことで躊躇していた方がいたら是非とも参考にして頂きたい


役に立つ情報は広く共有することが望ましい


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by pianoartech312 | 2016-12-22 19:00 | 現像関連 | Comments(0)