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今回のプリントは少々不満があった

撮影で使用したフィルムはKodak 400-TX

今回は新調したY2フィルターを装着

それとNDも併用して露出をコントロールした

全体的にはとても美しいネガにはなたが

実際にプリントすると物足りないのだ

ただ「好みの問題」の範囲であって暗室の店長に見せると

「僕はこの方が好きですけどね」

と言われることが多かった

実は何が違ったかといえばレンズだ

今まではSEKOR65mm をメインに使用していたが

今回はロケーションを考えても長いレンズだ有効だと考えて105mm を使用した

経験上 この105mm もシャープネスの高いカッチリした画像を結ぶ

少なくとも80mとは全く違う画質になることは十分に知っていた

なのに65mm に慣れていたこともあって 105mが「柔らかく」感じてしまったのだ

そう つまり「物足りない」は「柔らかい画像」になっていたと言うことなのだ

それぞれにストレートでプリントしたものと

2.5号フィルターを入れてプリントしたものをコピーした

あと考えられるのは現像だ

今回は超スタンダードな20℃ 1+1 10min.だったのだ

いつもなら21℃〜23℃にしてややコントラストを上げるのに・・・

今回はY2が入っていたこともあって「遠慮」してしまった

ただ今改めてプリントを眺めてみると これも良いなぁと思う

これが春に撮影されたものであれば文句は無い

わずか1℃の違い レンズの違いで画質はガラリと変わる

それがモノクロームの奥深さであり面白さだ

これもまた良い経験になった


MAMIYA
C330
SKOR DS105mm F3.5
Kodak 400-TX
Kodak D-76 1+1 20℃ 10min.

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# by pianoartech312 | 2018-02-15 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

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少々時間が空いてしまったが前々回の撮影で得たネガのプリントをしてみた

今回は冬晴れの快晴の屋外での撮影がメイン

なので普通に撮影してもコントラストの上がる状態である

フィルムはFOMAPAN200Creative

それでもシャッタースピードが追いつかない状態が多くあり得る

なので初めからY2を装着することを前提でいたがそれでもダメだった

Y2ではなくYA3 を装着して何とかなった

ND4 は不要だろうという甘い考えが後々苦労する事になってしまった

それでも結果としてはFOMAPAN200 にYA3 のネガは実に心地よかった 

時には硬すぎるカットもあったが 1号もしくは0.5号フィルターでコントロールできた

もともと硬目のネガが好みだし ストレートでプリントできるネガが理想だ

そういう意味でも今回の撮影は失敗ではなかった

昨年はFOMAPAN100やRollei Retro およびSuperpan200 で失敗している

このFOMAPAN200は平型粒子構造を持つフィルムではあるが

他の同類フィルムに比べると粒子が目立つし滑らかさも無い

だから返って古典的なフィルムに近い見た目が得られる

D-23で現像しているのでシャープネスは高くなったがコントラストの余計な上昇はなかった

もちろんフィルターを入れていることを考慮しての選択だ

日本ではこのフィルムの位置付けはどうなっているか知らないが

人気が高いとは思えない

でも もし私の記事を読んで興味を持って下さったのなら

一度使ってみることを強く薦める




MAMIYA C330
SEKOR 65mm F3.5
FOMAPAN200Creative
D-23(自家調合)
1+1 21℃ 13min.




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# by pianoartech312 | 2018-02-14 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

Epilogue(7)

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【モノクロフィルムの比較】


今回の基本はKodak 400-TX にY2 フィルターを装着しての撮影だった。

天候によってはそれにND4 を装着して感度をコントロールした

海岸での撮影ではRollei RPX25を使用して多重露光を超スローシャッターで試みたのだが

カメラのチャージ機能に何かの問題があったのか 私の操作ミスなのか

とにかく2回の露光でいいものを 3回の露光をしたカットが多くあった

なので十分にオーバーとなりネガは真っ黒

ただ その中でも段階露出をしてアンダー側にしたカットでは被写体がわずかに残っていた

それを強引に編集してみると意外と面白い写真になった

なんだか100年くらい前に撮影されたような画像になり

これはこれで趣があるなと驚いた

そしてその中の1カットを実際にプリントしてみたのだ

それが意外や意外

かなりイケたのだ

ISO25にND8とY2を装着したのだから実際のISO感度は1.6相当だ

もちろん私の露出計にはその値を設定することはできない

なのでISO3でプラス1にしたのだ

それでも不安なのでマイナス1の段階露出を保険として撮影していた

この写真をみても雲がよく撮れている

カメラは三脚で固定しているから背景や手前の浜は問題ない

彼女だけが消えている

これはこれで新しい表現として今後も取り入れてみたいと思う


MAMIYA C330
SEKOR 105mm DS F3.5
Rollei RPX25
with ND8+Y2
Kodak D-76 1+1 23℃ 8min.





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# by pianoartech312 | 2018-02-12 19:00 | モノクロフィルム | Comments(0)

Epilogue(6)

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想定していたカットを撮り終え上がることにした

だけど その途中で見た景色がとても良かったから

再び彼女を立たせて「寒そう」にしてもらった

背景の「山」が実に良かった

ロケハンに来た時は夏だったので足元の草も青々としていた

しかし今はカラカラに乾燥して色もないが

それがまた実に良かった

あえてコントラストを高くして彼女の顔がギリギリに飛ばないところまで持っていく


本当に彼女は何をしても自然で絵になる

それは学んだり教えたりできるものではない

彼女の「天性」としか言いようがない

もちろん細かいことを言えばキリが無いが答えはいらない

感じるままで良いのだ


今回は本当に寒い中付き合ってもらって彼女には心から感謝したい


** 今回のタイトル『Epilogue』は立春をすぎた翌日とのこともあり「冬の終わり」との意味合いがありました




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# by pianoartech312 | 2018-02-11 19:00 | Portrait | Comments(0)

Epilogue(5)

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実はここで撮影したいと思っていたのはもう5年くらい前からだった

とにかく理想的な地形だった

浜・崖・丘

サスペンスドラマの終盤に出てくるようなロケーション

そしてここは春や夏ではなく冬だと思っていた

ここ最近の私の撮影でモデルの女性につける注文は決まって同じだ

「できるだけ寒そうにして」

それだけ

今はそうした「冬」の景色が欲しくてたまらない

もちろん目的はアナログモノクロームでの撮影だから

コントラストを上げて まるで日本海の荒海にいるような雰囲気が欲しい

この場所は私にとって理想郷だった




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# by pianoartech312 | 2018-02-10 19:00 | Portrait | Comments(0)