鎌倉リベンジ(5)

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【モノクロフィルムの比較・2】


今回の撮影においてもフィルムの選択に迷ったと記したが

やはり大きな要因は天気だった

そして切り通しという場所もあり 背景のイメージを大切にしたかったのだ

しかし その後は普通に撮影できる場所を予定しており

また縁側が素敵な古民家カフェでお茶することも予定していたので

そこでの撮影はまた違う意図があった

ここでの撮影は最近お気に入りのFOMAPAN200 とD-23 の組み合わせ

F1.9 のレンズを開放で撮影するスタイルはここでも生かされる

Y2 フィルターを介してコントラストを適度にあげている

彼女の真っ白な衣装が際立った

ここでも「場違い」かと思われるが それが意外にもこうした縁側では

涼しむ女性像が見事にハマったと感心した

いつも記すが 彼女はどんな場面でもサマになるからすごいと思う




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# by pianoartech312 | 2017-08-15 19:00 | Portrait | Comments(0)

鎌倉リベンジ(4)

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【モノクロフィルムの比較】

今回もフィルム選択は迷った

まぁ 迷うほどの選択肢はないのだが感度によってはY2を使えない状況になり得たからだ

昼でも暗い こうした切り通しでは天候次第では400でも足りないかもしれない

幸い 時間をかけて太陽の「出待ち」をすれば何とかなる状況だったので助かった

ここでの撮影は400-TX

もっとも信用しているフィルムだ

ただ後日プリントして気づいたのだが とにかくコントラストが高く フィルターが不要だった

同じ現像液・D-23 で処理しているが それでも硬い

ただ 表現として こうした状況下において適当な硬さがあったほうが印象が深まる

特に背景の木々 岩や土がむき出しの地面 白い衣装の彼女

ポイントはレースから透ける彼女の足だ

何も言わなくても彼女はこうした立ち方ができる

それだけでも色気は十分なのだが 透けるだけで身体全体がシルエットになる

それがこうした自然の中における絵だとすれば対比としては十分だ

本当に彼女は何処にいても どんな場面でも絵になるからすごい




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# by pianoartech312 | 2017-08-14 19:00 | Portrait | Comments(0)

鎌倉リベンジ(3)

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ようやく終点が見えてきた

この切り通しはどちらの入り口を「スタート」にするかで負担がだいぶ変わる

今回のコースは下り中心になる

彼女の負担を考えてそうしたのだが それが却って裏目に出てしまった

ここに来る頃には髪も崩れ メイクも汗で流れ落ちている

あとで補正するにしても とても「接近戦」は難しい

しかし何度も記すが彼女は立ち姿が良い

姿勢がずば抜けて良いと言うわけではない

その立ち方から醸し出される雰囲気や色気が良いのだ

ポージングの基本「H・K・K」のことを記したことがあったが彼女はそれが自然にできる

そしてそれが柔らかい

なので彼女には特別な指示をすることはなく

いつもたわいもない話をするだけの撮影なのだ

そうした会話で私も彼女に助けられているのかもしれない


実は今回の撮影ではデジタルカメラで撮影したのここだけだった

他にも予定していた場所はあったが悪天候のために中止した

悪天候もあったが 想定外に時間がかかってしまったのでそうなったとも言えるか?

何れにしても 一度彼女をここに連れてきたかったと言う思いは果たせた

そして彼女もそれに応えてくれたので私としては十分に満足だった



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# by pianoartech312 | 2017-08-13 19:00 | Portrait | Comments(0)

鎌倉リベンジ(2)

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今回の撮影の目的は「彼女を撮影する」と言うよりは

9月の写真展に出品する「作品撮り」だった

なのでデジタルカメラでの撮影はごくごく少ない

10人の女性を撮影したが 彼女が最後の最後になってしまった

本来ならば前回の撮影で終わっているはずだったのだが・・・

結果論ではあるが 今回の撮影ではいい撮影ができたのでこれも巡り合わせだ


前回も記したが彼女は「苔」が大好きな人

お寺などであれば綺麗に手入れされた苔もあるだろうが

今回は自然のままの姿が残り もしかしたら1000年も前から存在しているかもしれない苔だ

鎌倉時代に整備されたこの切り通しは現存する中でも唯一と言える「現状を維持した」道だ

ただ 思った以上に湧き水が溢れ 足元を悪くしていた

しばらく雨がなかったので大丈夫かと思っていたのだが

長いスカートの裾をたくし上げながら歩く彼女は大変だったはずだ

この距離だと確認はできないが 編集作業をしていて彼女の額や頰に大粒の汗が流れていた

普段はあまり汗を流すことのない私でさえも同じ状況だった


時折雲の隙間から日が差すと辺り全体が明るくなるが

同時に苔の緑が薄いベールになり彼女を緑色に包み込んでしまう

まして彼女は真っ白な出で立ちであるがゆえ

その影響は目視できるほどだった

確かに暑かったのだが やはり何処となく涼しく 酸素が濃いのではないだろうか

足元を流れる湧き水がだんだんとその幅を広げ 川になり 流れていく

ちょっとすくってみると思ったほど冷たくはないのだが それでも気持ちはいい

ここでようやく1/3 くらいの場所

まだまだ先は長いと思う




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# by pianoartech312 | 2017-08-12 19:00 | Portrait | Comments(0)

鎌倉リベンジ(1)

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前回 彼女を撮影したのは真冬だった

ただ「春一番」同様の強い南風が吹き荒れた天候で午後からは雨もパラついた

そのために大方の予定を変更せざるを得なかったのだ

ましてや カメラにフィルムをいれ忘れると言う大チョンボを犯していたこともあって

今回はそのリベンジとなったのだ


とにかく暑かった

薄い雲に直射日光はいくらかその強さを落としてはいるが

湿度は異常なくらい高く どうしようもない

鬱蒼とした木々に囲まれたこの切り通しでさえも涼しさはあるものの

その蒸し暑さは避けようがなかった


彼女がどんな出で立ちで現れるのか 大方の予想はついていた

だからこの切り通しの中での彼女の存在は「浮いている」のかもしれないが

私にはそのイメージがあったから好都合だった

ただ 鎌倉に残る切り通しの中でも当時の面影を色濃く残すこの道ではそれなりの対策が必要だ

もちろん彼女に忠告はしていた

それでも彼女は自分の意思を貫き ヒールの高さが10㎝はあろうかという靴だった

すれ違う初老の女性ハイカーに思い切り「ダメ出し」をされても笑ってやり過ごす彼女がすごいと思った


ここでは何度となく女性を撮影しているが真夏に訪ねたのはロケハンを含めても初めてだった

普通に一人で歩くなら1時間など掛からない

距離にすれば数キロだと思う

この切り通しはあの「吾妻鏡」にも記されているのだ


ここに彼女を連れてきた目的は撮影すると言うよりは苔フェチな彼女にここの見事な苔を見せたかったからだ

それでもそうした古道で撮影する彼女は異様なイメージになり絵としてはとても面白かった

特にモノクロームで撮影した画像はライティングによって作られた独特のコントラストが

その様相をさらに強めたと思える

さて どんな道中になるのか?

不安と期待が混じった散策となった


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# by pianoartech312 | 2017-08-11 19:00 | Portrait | Comments(0)