Lady Lynda(1)

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「私・・・これ、好きかも」

彼女はポツリと独り言のように小さな声で呟くと

再びハードカヴァー小説に視線を戻した

風が強く 雲の流れがとても早い

時々 雲の切れ間から太陽が顔をのぞかせる

そんな一瞬に辺りもパッと明るくなると

この広場を囲むビルの壁面が派手に彩られる


私が撮影する女性をイメージした音楽を実際に聞いてもらって「好きかも」と

好感を得たのはおそらく初めてだ

それが何だか嬉しかった




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# by pianoartech312 | 2017-04-09 19:00 | Portrait | Comments(0)

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今回の「新兵器」はそれなりのモノだ(笑)

印画紙にも色々な種類があって単純にRC なのかFB なのかの違いだけではない

私はFB(バライタ)にはあまり興味はない

確かにFB で焼かれたモノクロは雰囲気が良いし粒子の出方が本当に美しい

しかしRC で焼かれた素晴らしいモノクロプリントも知っている

そのRC でも今回の「フォマトーン」シリーズは少々FB に雰囲気が近い(らしい)

あまり生産がされていないのか どこも「在庫わずか」と記されている

しかも「小半切」よりも「大四切」の方が高い

以前に同じFOMA でも「スピードバリリアント」シリーズを使用した

これでもFUJIFILMのRC と比べるとやや「まったり」した黒が出る

現在はRollei の紙を使っているが これは「パリッ」とする

もちろん明るいところでは開封できないので どんなものなのか未知だが

次回のプリント実習ではぜひこの印画紙を使ってみようと思う

まぁ屁理屈を言えば フィルムがFOMAを使うことも多くなったので

やはり「純正」か?と言うことになった(笑)

さて 結果はどうなるか。。。




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# by pianoartech312 | 2017-04-08 19:00 | アイテム | Comments(0)

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最近 『新兵器』がショボイ・・・(笑)

とは言え 大切な道具なので記事にする

古くから銀塩写真を楽しむ方なら

あるいは今でも私の様にモノクロプリントなどをしている方ならお馴染みのアイテム

三菱鉛筆から発売されている「ダーマトグラフ」だ

油性と水性があり 一般的には油性が多く使われている様だ

ガラスやプラスティック 金属までも書ける特別な芯を持っている

これと写真がどういう関係か?というと

ネガシートなどにチェックする際にこのダーマトグラフを使用するのだ

大抵は白か赤だと思うが これで印をつけてラボに持っていくのが一つのステータスだった

もちろん私もずっと以前から使用しているが 今回の新兵器として「黒」を新たに導入した

何に使うのか?

プリントの際にデータを記すのだが 印画紙の裏に走り書き程度に記すのが一般的で

間違ってもボールペンなどで記してはいけない

モノクロ用印画紙の裏は意外とツルツルしていて鉛筆ではうまく書けないのだ

暗室の方からもこれを勧められた

もちろん私はデータをメモ用紙に残しているが

何せ真っ暗な暗室での筆記なのでよくわからない(笑)

後になってどれがどのデータなのか不明になることもある

それならその場で印画紙の裏に書いた方が良い

乾燥前の印画紙であるから もちろんずぶ濡れ状態だ

それでもこれなら書ける

そろそろ 写真展用のプリントの為にデータを丁寧に残しておくことが必要になる

今はキャビネサイズで焼いているが それをそのまま半切サイズにする際にテストピースが不要になる様に。。。

これからもこの「色鉛筆」には活躍してもらうことになる




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# by pianoartech312 | 2017-04-07 19:00 | アイテム | Comments(0)

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今日は桜が嫌いな理由ではないが記事を記す


私は桜にまつわる好きな言葉がある

『晩春桜夢』

使われている漢字からも なんとなく意味がお判り頂けると思う

桜が散る頃にみる まさに桜のようなぼんやりとした夢だ

色々な使われ方がある(らしい)


私が好きな作家の作品のタイトルにもなっている

ある夜 主人公の友人が工房として使用していた古い小学校での話

久しぶりに再開した友人と遅くまで飲み

いつしか眠ってしまった主人公の男性

ふと風を感じた彼は校庭の桜の木の下に女性がいるのを見つけた

ぼんやりとする記憶の中でみたその女性は透き通るような美しい女性だった・・・

その後は色々なことがあるのだが 今は伏せておく

朝になって友人に起こされると彼はその話をした

しかし友人は「夢でも見たんだろう」と取り合わない

彼自身も曖昧な記憶の中でぼんやりとしていたこともあって自信がない

しかし 椅子から立ち上がった時に桜の花びらが一枚 床に落ちるのが見えた

彼の体に落ちた桜の花びらだったのだ

窓が閉まっているから外から入り込んだことは有り得ない

やはり夜の出来事は事実だったのではないか・・・


よくある話かもしれないが

これも「桜」でなければ話が面白くない


私は桜を見るならば

昼と夜の境目あたりが良いと思っている

これから始まる「晩春桜夢」の入り口だ

人のいない 桜並木を知っている

『桜は気味が悪い』と以前 記した

夜はなおさら そう思う

でも やはりその頃がいい






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# by pianoartech312 | 2017-04-06 19:00 | ノンフィクション | Comments(0)

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三つ目の理由

とにかく『哀しい』しか思いつかない

極論だが 例えば先の大戦で特攻要員となった方々は

敵艦隊に体当たりすることを『散る』と表現される人が多かった

靖国や千鳥ヶ淵の桜は実に見事だ

祀られている精霊はあの桜をどう見ているのだろうかと思ってしまう

「貴様と俺とは 同期の桜」

有名な歌詞の一部だ

なぜ『桜』なのだろう?

いつも思っている

私は過去に起こった全ての戦の犠牲者のおかげで生きていると考える

「生かされている」とも言える

私は彼らの為にも「生きる義務と責任」がある


私の記していることは『極論』かもしれないが『事実無根』でもない

偏った見方かもしれないが 持っていて良い考え方だと思っている

ソメイヨシノの寿命は約60年と言われる

それでも色々な処置をされて樹齢がもっと長い桜も存在する

この日本の変革を全て見届けている桜もいるはずだ


私が桜にレンズを向ける時

いつもそうした想いが蘇ってしまう


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# by pianoartech312 | 2017-04-05 19:00 | ノンフィクション | Comments(0)