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今回は持参したネガが少々アンダーのものだった

ネムイものではないのだが アンダーはやはり致命傷だ

まずはテストピースで露光時間を決定するが その段階ですでに難しいことが明白だった

でも初めの1枚はストレートで焼いてみてから修正する箇所を検討するので とにかく焼く

それが右の写真

顔が黒っぽくなっている

単純に露光時間を減らして焼けばそれは防げるが

全体的な締まりはなくなる

そこでコントラスト調整用フィルターの号数を0.5号分だけ上げて

露光時間を0.5秒だけ短くしてみる

それが左の写真

このわずか0.5秒が大きい

ただ このカットはまだマシだった



問題は次のカット

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何が難しいかと言うと 彼女の背景に窓があること

オーバー気味にして光に包まれている雰囲気を出すのも良いが

やりすぎるとハレーションを起こす可能性が大きい

彼女の顔や抱いている犬にも影響が出るだろう

これも先ほどと同じ理屈でコントラストで調整しながら露光時間を0.5秒刻みでテストして

さらに窓と犬の頭の部分を覆い焼きするなどしてみた

このカットだけで5枚は焼いたと思う

今回はいつも指導してくれる先生が不在だったため暗室のスタッフの方にアドヴァイスをもらったが

実は先生よりも突っ込みどころが厳しく 実に明確に指摘してくれる

今回の事の次第を初めから説明して このプリントに至った事を話した

「方向性はそれで正解ですね。十分に黒も出ているし、彼女の顔も潰れていない。適正ですよ」


色々と試行錯誤をしながら自分で考え 自分が「こうしたい」と思うプリントを認めてくれた

それが何よりも嬉しかったし自信になった


しかし 何れにしても撮影時の露出ミスが問題なのだ

ただ今回ばかりは「経験」を重ねるための良いサンプルだったと思えば良い


『適正露出と正確なフォーカス』が『美しいネガ』を作るための条件だ

『美しいネガ』ができれば『綺麗なプリント』ができるし

コントラストをコントロールする楽しみが一層大きくなる

それがアナログのモノクロプリントの醍醐味なのだ


それともう一つ

今回はちょっと現像に工夫をしてみた

Kodak 400-TX と D-76 は実に素晴らしい組み合わせなのだが

「あと もうひと押し」が欲しいと思う時がある

その「自分の好み」を引き出すための現像処理の工夫は 自家現像をされる方なら誰もが持っているはずだ

それらについては また改めて記事にすることにしようと思う









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# by pianoartech312 | 2017-05-04 19:07 | モノクロフィルム | Comments(0)

Rollei Retro80s というFilm

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初夏の日差しが眩しい浜で このフィルムのテスト撮影ができた

条件としては面白くないかもしれないが結果としては意外な衝撃があった

日陰らしい日陰のない浜ではモノクロのコントラストを生かす状況がない

なので それならそれも逆手にしてしまおうと考えた

ところが 実際にはこのフィルム独特の表現をみることができて驚いたのだ

赤外線フィルムにもなるこのフィルムはスーパーパンクロマチックタイプで

一般的なパンクロマチックよりも赤外域まで反応する

その結果が 空の色と雲の存在感だ

浜・海・空・雲 

それぞれが分離していて明確に存在感がある

デジタルで撮影すれば空は飛んでしまっていたかもしれないし

雲の存在は確認できないかもしれない

それをレイヤーを重ねて浮び上らすことは可能だが

もちろん このフィルムに関してはそんなことは一切していない

彼女が抱えるギターケースの表面は黒く潰れたが

それでも彼女の向こうにある防砂策の組まれた竹は1本1本が綺麗に出ている

実際にプリントもして見たが粒子が実に細かくて綺麗だった

これからの季節 このフィルムの活躍の場は多くありそうだ

少々の使いづらさはあるが それでも私のラインナップになる


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# by pianoartech312 | 2017-05-03 19:00 | Portrait | Comments(0)

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早速 Rollei Retro80s の135mmフィルムを買ってきた

しかし通販ではなく ある店舗にて購入した

お世話になっている暗室の方から教えてもらったお店で

物によっては通販より安い

中には送料を差し引いても安く販売しているものさえある

ただ数はさほどは無い

でも運よく 目的のフィルムが2箱残っていたから良かった

それと 今までも使用しているRollei の印画紙も追加購入した

屁理屈をいえば これも「純正」の組み合わせになる

キャビネサイズとはいえ これで3箱目になる

その前に25枚入りを2つ使っているから

それなりの数をプリントの練習に費やしたと言える

しかし そんな数字は関係ないと思う

それはともかく

このフィルムの135サイズは初めてなので楽しみだ

この記事が公開される頃にはテストも終わっているはず

どういう結果になるか?

今からとても楽しみだ


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# by pianoartech312 | 2017-05-02 19:00 | モノクロフィルム | Comments(0)

女が男を誘う瞬間(2)

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** 本文中の女性と写真の女性は同一ではありません



私に「Nude を撮って欲しい」という女性が何人かいたと記したが

その全てがある一定の年齢を超えた未婚女性だった

その中の一人は本当にスタイルもよく「美人」と言える女性だった

少なくとも今後10年はその姿を保持できるのではないかと勝手に想像していたが

彼女からしてみれば「今の自分が一番美しい最後の頃」だったのかもしれない

かなり真剣に私に訴えてはきたが それでも私は固辞した

「そんなに私は魅力がありませんか?」

思いもよらない言葉にドキッとした

「いや、そんなことはありませんよ」

「なら、どうして?」

「普通の撮影でも十分に美しさは表現できるし、私はその方がそそられるから」

「でもそれは怜さんの自己満足ではないですか?」

「そうですね・・・」

「怜さんは『写真は記録』と先ほども言いましたよね?」

「ええ」

「だから私にしてみれば、今の私の身体を『記録』として残したいのです」

「自撮りじゃダメなんですか?」

「自撮りもしますけど、やはりちゃんと撮ってもらいたいんです!」


そんな押し問答の末 撮影することにはなったのだが裸体は撮らないということにした

ただ とあるハウススタジオでの撮影を希望されていたから彼女もまだ諦めていなかったのかもしれない

当日 スタジオに入ると彼女は着替えると言ってすぐにメイク室に入った

私が撮影の準備をしている間に出てくると

「どぉ?」

とポーズを決めた

どうみても「ネグリジェ」で薄いベージュ色のレースの下には肌が透けている

想定はしていたが 初めからくるとは思ってなかったからさすがに驚いた

しかしこれ以上彼女と言い合っても彼女は引かないだろうと思って私も何も言わずにいた

彼女はベッドに横たわるとシーツを体に巻きつけて体をくねらせた

そこで私は思い付いた

「下着姿になっても良いから、シーツに包まって上半身と足だけ出して」

そんな彼女の姿を彼女の頭の方からレンズを向けて 時には接近戦でレリーズしてみた

それだけでも十分に彼女のスタイルの良さは表現できた

そうこうしている内に 私がだんだん「その気」になってきた

「君はどう言ったイメージで裸体を残したい?」

私の問いに 今度は彼女が驚いた様子だった

彼女には特別なイメージは無かったのだが それでも「後になって綺麗だと思える姿」とだけ答えた

結局 私は最後まで彼女の裸体を撮ることはしなかったが

それでも最低限の下着姿で色々なパターンを撮ってみた

カメラのモニターでそれらの画像を見せると彼女も喜んでくれた



今思えば 彼女の気持ちに応えることができずに申し訳ない気持ちになる

もう随分と年月が経過しているが きっと今でも彼女は当時のまま美しいと思う

そして 今に思えば「あの時、撮っておけばよかった・・・」と後悔している(笑)





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# by pianoartech312 | 2017-05-01 19:00 | Portrait | Comments(0)

女が男を誘う瞬間(1)

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このところ 北朝鮮とアメリカの緊張が高まり

「レッドラインを超えたら・・・」

などと報道されることが多くなっている

もちろん このブログ内においては政治的記事を書くつもりはないのでご安心を

しかしこの「レッドライン」とは何か?

戦争映画などではおなじみの単語で「限界点」とでも解釈すれば解りやすいか?


さて最近はしばらくモノクロフィルムの話が続いていたから

たまにはデジタルカメラでの画像を掲載してみる

以前にも記したと思うが モノクロームプリントを開始してから画質の好みが変わった

そして被写体(私の場合は女性だが)に対しても表現の好みがガラリと変わった

今はモノクロームで女性のヌード写真を撮影してみたいと強く思う

しかし そうそう私の前で裸体をさらしてくれる女性はいないのではないか?

・・・だが 女性を「その気」にさせることはさほど難しいことではない

過去に何度か「記念ヌード」を撮影して欲しいと依頼されたことがあるが その時は全て断ったのだ

理由は「イメージが湧かない」からだった

もっと言えば「興味がなかった」のだ

宮沢りえが「サンタ・フェ」を発売以降 多くの女性が彼女の考え方に共感した

気持ちは十分に理解するが それでも撮影する私の興味がそそらないと撮影はできない

なのでモデルとの間で交わす承諾書や誓約書には「ヌードは撮影しない」と明記している

それでも中には「それっぽいのもダメ?」という人が何人かいた

「それっぽいの?」

「ギリギリまで肩を出すから…」

「でも下着が見えたらアウトだよ」

「大丈夫。今日は下着は付けてないから♪」

「え?」

「ヌーブラよ♪」

彼女はその場でワンピースの肩口を広げて少しずつ下ろし始めた

なんとなく彼女も「その気」になったのか恥ずかしそうにしているのだが

胸元に小さいタトゥーが見えると

「シールよ♪」

と笑顔で私に言った

そして肩を窮屈そうにすぼめて 肘まで出る頃には肌色のシリコン樹脂が彼女のバストトップを覆うのが見えた

ちょっとガッカリした 色気がまるでないからだ

もし従来型の白い下着なら それだけでも色気は十分だったと思う

もうこの段階で「レッドライン」は超えたものの その意味合いは「それ」ではない

そんな笑い話にもなりそうなこともあったが 今は真面目に「撮りたい」と思っている

初めから「Nude を撮ります」と承諾してもらえば話は早いが

やはり「その場の成り行き」で撮影するのが良い

さらに言えば私が女性を「その気」にさせるより「女性が男を誘う瞬間」から始めてみたい

だとしても やはりモデル探しは難航するだろう

私を「誘う」必要はない

利害関係が一致する人がいれば ぜひ連絡を頂きたいと思う・・・








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# by pianoartech312 | 2017-04-30 19:00 | Portrait | Comments(0)