D-23 の実力(2)

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陽が暮れるのを待った

さすがに8月も下旬となれば夏至の頃よりもだいぶ日没が早くなる

心地よい風が吹き抜けるようになった

今回の目的は「夜景」にあった

感度が出ないと言われるD-23 がどう対応するか?

初めは2段増感の予定だったが意外と照明の光が強く手持ちでも撮影できる露出が確保できた

なので実際には増感しないで撮影している

これからの季節はどんどんと日の入りが早くなるので

「夜景」とはいえ夕方の早い時間でも撮影は可能になる

女性を配した「夜景ポートレイト」をモノクロフィルムで撮影した経験がない

なので来年度はそれにも挑戦したいと思っているのだ

段階露出をしながら丁寧に撮影したつもりだ

帰宅してから現像して 上がったネガを見て驚いた

実にシャープネスが高い

レンズの性能にもよるが 闇の黒 ハイライト 照明に照らされたレンガやドア

そのディテールが実によく表現されている

ぱっと見だとデジタルと間違ってしまいそうだ

もしこれがFOMA のフィルムだったらと思うと楽しみだ

まだまだ残暑は続くと思われるが季節は確実に動いていく

今から「夜景ポートレイト」の準備を怠らないように務める








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# by pianoartech312 | 2017-08-28 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

D-23 の実力(1)

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D-23 のテストをしながら色々と模索をしている

以前にも記したが来年度からは6×6 フォーマットで作品撮りをするつもりだ

スクエアは実に難しい

でもハマった時の感動はこの上ない

MAMIYA C330 に80mm F2.8 や65mm F3.5 105mm F3.5 などでどうやって表現するか?

80mmはともかく 65mmや105mm はテッサー型のレンズでシャープネスが高く

カリカリ傾向があるレンズ描写だ

早速 いつもの横浜市内を散策しながらテスト撮影をしてみた

フィルムはKodak 400-TX

本当はFOMAPAN400 を使いたかったが購入先の店舗に在庫がなかった


このカットは以前には645 で撮影したものを掲載したが その違いに驚く

同じ80mm ではあるがフォーマットが少し違うことと

解放F値がこちらは2.8 であることもあるが・・・

ちなみに645 80mm F1.9開放で撮影した画像が以下の写真

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フィルムがFOMAPAN200 であることやY2を使用している事も影響しているが

それでも現像液は同じ

今回撮影した画像のシャープネスの高さと言ったら すごいの一言だ

フィルターを使用していないのでコントラストがやや弱いかもしれないが

それはそれで「味」となる

ただこの場合は背景がレンガなので下手にフィルターを入れると影響がでる


以前もテスト撮影に置いてC330 で撮影したネガをD-23 で処理したが

やはりシャープネスが高く驚いた

この組み合わせは実に面白い

女性を撮影したネガを見てみたくなった

D-23 と言う現像液は実に古いレシピだがその実力は頼もしい

もし現在使用している現像液に不満がある人がいたら

この自家調合現像液を試してみて欲しい

色々な発見があると思う







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# by pianoartech312 | 2017-08-27 19:00 | 現像関連 | Comments(0)

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次に試みたのは現像液の自家調合だった

今は存在しないKodak D-23 と言う現像液に注目したのだ

亜硫酸ナトリウムとメトール酸のみで構成された現像液は実に明快だった

シャープネスが高く コントラストはキツくもなくネムくもない

黒が実によく締まり ハイライトもそこそこ抑えられる

何よりもグレートーンが広く思えた

特にFOMAPAN400 とKodak 400-TX の組み合わせは素晴らしく思える

また色々な場面で過去に高いコントラストに悩まされたフィルムでもテストを重ねた

Rollei Superpan200 や FOMAPAN100Classic などでもその効果は得られた

そしてそれらを実際にプリントするにも フィルターを不要とするネガが多かったのだ

またFOMAPAN200 についてはMAMIYA SEKOR 80mm F1.9 との併用で

実にレトロな雰囲気を醸し出すネガが得られることが分かった

「滲み」を逆手にとってハイライトを飛ばしても良い

ただこの現像液の弱みは「感度が出ない」と言うことらしいが

今の所はそのデメリットを受けたことはない

現像液の温度を2度程度高く設定して処理すると夜景も綺麗に出た

例えば400-TX を2段増感して処理してみたらどうなるか?

それについてはまだテストはしていない

何れにしても 今現在はこのD-23 の自家調合で全てのネガを処理するつもりでいる

故意に増感したネガについてはD-76 を使ってはいる



こうして今年度は本当に試行錯誤しながら撮影活動に励んだ

その都度 好みが変わりはしたが

求めている方向性は変化していない

来年度はもっとモノクロームを楽しみたいと思っている





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# by pianoartech312 | 2017-08-26 19:00 | Portrait | Comments(0)

今年度の振り返り(9)

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それから現像液を再びKodak D-76 に戻した

更にフィルムはFOMAPAN200 をメインに PAN400を併用するようになった

毎回毎回 寄り道をするたびに思うのは「D-76」は基本中の基本であると言うこと

にも関わらず上手い人が処理すればそれに応えてくれる

シャープネスは実に高く コントラストも良好で黒の締まりも良い

特にFOMAPAN400 との組み合わせは素晴らしく400-TX とは違った魅力があった

巷では「粒子が荒い」と言われるが 確かに400-TX と比べると荒いと言える

しかしブローニーならば無理が無い

そしてこのフィルムの特徴は「どこなく古臭い」イメージが得られる

具体的に何がどう言う表現になるのかは言えないが

全体から得られる印象がそう言う感じなのだ

それは特にFOMAPAN200 で得られる

このフィルムでY2 フィルターを通して撮影すると効果はテキメン

それをD-76 で処理すると更に良い


しかし欲は更に深まり

「もう少しコントラストを抑えられないか・・・」

と思うようになった

できるならKodak x-tol に近い雰囲気が欲しくなってきたのだ(笑)


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# by pianoartech312 | 2017-08-25 19:00 | Portrait | Comments(0)

今年度の振り返り(8)

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コントラストの強弱にかなりな意識を置いて撮影する日々が続く

天候もそうだが やはりフィルムの特性と現像液の組み合わせが重要だった

この時は和服の女性を撮影するにも関わらず かなり強いコントラストを生み出す組み合わせ

ただ天候が曇りだったことと 撮影した時間が夕方だったこともあってだいぶ緩和された

このネガを実際にプリントしても さほどの苦労は無かった

Rollei Superpan200 と Rollei Supergrain

純正の組み合わせと言える

別の日に撮影したカットは快晴時と言うこともあってプリントは大変苦労した

極端な経験をすることで ここが「限界」と言うことを得た形だ

それ以降 この組み合わせは無い

ただ この時にプリントで使用した印画紙「Adox MCP312」は実に理想的なものだった

マットであっても黒がよく締まり

和服女性の柔らかさを損なうことなく表現してくれた






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# by pianoartech312 | 2017-08-24 19:00 | Portrait | Comments(0)