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Portrait

プリントしてわかったHR-dev.の特徴

プリントしてわかったHR-dev.の特徴_b0366473_15070028.jpg

本当に久しぶりに暗室に行った

今回のネガは先日撮影したRollei RPX100 とKodak 400-TX でのポートレイト

現像液はHR-dev.を使用したもの

スキャンしただけでは分からないことがプリントすると見えてくるものだが

今回はそれがとても驚きの結果だった

まず RPX100 のネガは実に綺麗だった

少々硬いかな?と言うくらいのコントラストのノリは実に心地よく

黒の締まりはもちろん ハイライトの表現も実に良かった

しかしそれと引き換えに粒子が目立った

Rollei Superpan200 で撮影したネガはさらに硬くなった

普段は滅多に使用しない1号フィルターを入れたくらいだった



次にKodak 400-TX で撮影したネガは微妙だった

とにかく粒子が大きいと言うか目立つと言うか・・・

ただシャープネスはものすごく高いのだ

そしてコントラストも中庸よりはあって心地良い


粒子についてはRPX100は 400TX をD-23で処理した感覚に近い

そして400-TXはFOMAPAN400 をD-76で処理した感覚に近い

ただし先ほども記したがシャープネスが高い

少し離してプリントを見るとカッチリしているのがわかる

これは現像液に付けた段階で見て取れた


・・・これはロジナールに似ている

細粒子を謳っているが 確かに粒子は細かいのかもしれない

ただエッジが立ち過ぎているのではないか?

粒子を犠牲にしてシャープネスとコントラストを際立たせる

これはロジナールの表現と極めて似ている

六つ切でプリントしたが半切や全紙なら粒子は大きく目立つだろうと思う

しかし それは「味」出会って「汚い」ものではない

例えば FOMARETROPAN320 とは訳が違う

今思えばKentmere400 を現像した時の粒子感が期待していたほどでは無かったのが頷ける





写真はプリントして完成する

私は今回の結果を受けて今後はこのHR-dev.を使うことは無いと決めた

もちろんイメージや好みが変われば別だが 

それでも結果が近いのであればロジナールを選択するだろう

やはり再びD-76とD-23 に戻る事になる





by pianoartech312 | 2019-04-05 19:00 | Portrait | Comments(0)

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