FOMA Retropan320での撮影
前回の予告通り 今日はFOMA Retropan320 での結果を報告する
しかし・・・驚いた
確かにコントラストは上がらず ねむいネガなのだが雰囲気がとても良い
そしてシャープネスが高く 開放での撮影にも関わらず周辺まで悪く無い
上の写真はFOMAPAN400で撮影したのと同じアングルだ
ちなみに その写真はこれだ
FOMA PAN400 Actionでの撮影
PAN400のネガはコントラストが強い
やや露出もオーバーだが それでも硬い
ところがRetropan320 のネガはこの日の天候を忠実に再現している
そしてカラーの花びらや葉が実に滑らかに表現されている
ただ実際にプリントするとなるとストレートでは焼けないのは明らかで
フィルターを解しても難しいプリントになると思う
前々回も記したが この日は今にも雨が降りそうなどんよりとした曇り空だった
だからコントラストが乗らないだろうとは思っていたけどPAN400では想定以上だったと記した
Retropanはそのままと言えるが もし晴れていたらどうだったろう?と期待してしまう
そしてシャープネスが本当に高い
これはレンズ描写かもしれないが このフィルムを使ったネガでこれまでシャープに再現したのは初めてだ
確かに粒子感はあるが 言われなければ気にならないと思う
ただこのフィルムはISO320でありながら 恐らく実光感度はISO100程度だと思う
この日もISO160 つまり+1 で露出計を設定していた
これは過去の経験からによるもので確信があった
そして現像液はFUJIFILM Microfine をストックで処理した
ただ液温が28℃もあったので希釈しようか迷ったが そのまま決行した
その分 現像時間は4分も短縮した
このフィルムのストックはこれで無くなってしまったが 再び興味が湧いてきた
晴れの日で Y2フィルターを装着して撮影したネガを見てみたいと強く思う
それを今回と同じ条件で現像処理してみるとどうなるのだろう?
またそれは機会があったら試してみようと思う
とにかく次は別のフィルムで試してみるつもりだ
MAMIYA RB67 ProfessionalSEKOR C127mm F3.8FOMA Retropan320(IE160)FUJIFILM Microfine 28℃ Stock 9m30s(60/60/10)