2018年 01月 30日 ( 1 )

鶴見線の旅(2)

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鶴見線と言えば最も有名な駅は「海芝浦」ではないかと思う

海上にある駅で 正面にある東芝の工場に勤めている人以外の利用は無いのだが

そのロケーションからマニアの間では有名になっている

そもそも鶴見線沿線の大半は京浜工業地帯であって

始発駅の鶴見駅から離れれば離れるほど民家が少なくなる傾向にある

そんな工業地帯なので今ではあまり見なくなった「引き込み線」が残っている

それに伴って踏切跡があったり 当時を忍ばせるリアルな景色がそこにはある

そんな場所だけに道路を走る車両も圧倒的にトラック系統が多い

それが案外とひっきりなしにやって来るものだから

彼女との会話もかなりな大声でないと成り立たないのだ


「この踏切はいいねぇ」

私は独り言の様に呟いた

「まだ使えそうね」

「ん・・・確かに。遮断機をつけたら今にも動きそうだ」

「それに、この桜の木がいいわね。春は綺麗かもしれないわ」

今は鳴る事のない踏切に覆いかぶさる様に線路脇の桜の木の枝が伸びる

まだまだ花芽は小さいが 休眠の時期を過ぎれば一気に膨らみ始めるはずだ

「本当だね。なんだか場違いの桜だけど、それもまたこの路線の魅力なんだろうな」

飲食店らしい店もないしコンビニすらない

週末なのに工場は回転している様子でダンプや大型トラックが私と彼女の脇と通り抜ける

それらをあえて構図するのも良いかもしれない

この引き込み線が使われている頃に一度訪ねてみたかった



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by pianoartech312 | 2018-01-30 19:00 | Portrait | Comments(0)