2018年 02月 02日 ( 1 )

鶴見線の旅(5)

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鶴見線の「本線」は約7kmほどしかない

これは昨年夏に訪ねた銚子電鉄と同じような距離で東京〜品川とほぼ同じような距離に相当する

この実に短い距離の中で多彩な車窓が楽しめて中には現実離れした空間もあるから面白いのだ

私と彼女は「始発」の鶴見駅に戻り普段は使われない4番線ホームに向かった

通勤時間帯は使用されるらしいが 昼間のうちは列車が止まる事はない

かと言って立ち入り禁止でもないので撮影するには格好の場所だ

もちろん本来はそうそうは撮影などしてはならないのかもしれないが記念写真程度という事で・・・

この4番線ホームは実に趣がある

古いベンチに昭和を象徴するような大きな時計

屋根を支える鉄骨がむき出しになっている景観はどことなく古くさくもあり

重さというか 綺麗な駅舎にはない空気感がある


「わぁ。。。このベンチ、木製なんだ」

彼女がゆっくりを歩を進めて近ずく先に「作り付け」とでも言えようか

そんなベンチが二つほどあり わずかな光を反射している

「なんかチョット低い気もするけど趣があるわね・・・」

「座ってみたくなるでしょ?」

私がそう言うと自然と彼女はそこに腰をかけた

「ふぅ・・・なんかイイわぁ・・・」

向こうに見える大きな時計をいれて撮影してみた

ここだけが「昭和」になった錯覚さえ覚える

風が遮られるだけでもここは寒さを感じなかった

「マフラーで顔を隠して、本当に寒そうにして」

私は再び同じ注文をした

このホームにいるのは私と彼女だけ

改札の向こうは「今」の喧騒がある

なのにここは不思議と静かな空間だった






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by pianoartech312 | 2018-02-02 19:00 | Portrait | Comments(0)